CIAとは
CIAとはアメリカの諜報機関で正式名称は『
Central
Intelligence
Agency』の略で日本語になおすと
「中央情報局」。
海外への諜報活動を主な内容とし、機密情報の保持、痕跡の抹消など情報操作や敵対国家への弱体化工作など多岐にわたります。
いわゆる「スパイ」で、
『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントがCIAの職員ですね。
CIA職員には逮捕権が無く、潜伏するテロリストなどを発見した場合はFBIなどに情報提供し、確保してもらいます。
ちなみに
『007』のジェームズ・ボンドもスパイですが、彼はイギリスの
「MI6」所属。
MI6は秘密情報部、と呼ばれこちらも諜報活動が主な仕事といわれています。
CIAに必要な資質
CIAが公表している応募条件要項には
『運転免許を持ち、視力、聴力、健康状態が良好で、世界中にあるCIA海外支局での勤務が可能な23〜35歳までの米国市民』となっています。
その他にも筆記や小論文、軍隊のような体力トレーニングをクリアすればCIAに入ることが出来ます。
ただし、
CIAに所属したことは口外禁止で、家族に伝えることもNG。
これ、いつも疑問に思っているんですけどどうやって説明するんでしょうか?
「就職したけど絶対にどこに勤めてるかは教えたくないんだ」なんて友人には通用するかもしれませんけど、親とかには逆にバレないんでしょうか。
有名な映画、小説
CIAはそのミステリアスさから数々の創作作品に登場します。
先にも触れましたが
『ミッション・インポッシブル』シリーズをはじめ、
『コードネーム U.N.C.L.E.』、
『グッドシェパード』などが有名です。
2012年に公開された
『ゼロ・ダーク・サーティ』ではビンラディン殺害作戦をモチーフとし、
CIA直々の協力の下制作されたことで話題になりました。
小説ではトム・クランシー著
『ジャック・ライアン』シリーズやロバート・ラドラム著
『ジェイソン・ボーン』三部作が代表的です。
CIAのウワサ
CIAに美人スパイはいない
美人はスパイ工作するのに目立ってしまうため、映画などに出てくるいわゆる
「美人スパイ」はいないそうです。ちょっと残念。
ただしCIAは問題解決のためには手段を選ばず、情報を引き出す対象が金に困っていれば金を渡し、そうでなければ娼婦を雇いハニートラップを仕掛けることもあるそうです。
ちなみに
CIA職員に渡されるクレジットカードの上限は無制限で、
経費は使いたい放題とのこと。羨ましい〜。
スパイには6つの偽名とパスポートが渡される
CIAに所属すると、その日から政府より偽名とパスポートが与えられます。
正式な偽造パスポートってなんだかヘンな響きですね。
偽名などは地域によって使い分けているそうです。
ちなみにCIA支局は東京にも存在し、局長は駐日アメリカ大使館に勤務している…らしいのですが具体的な名前が語られる事はありません。
たまたま誰かと鉢合わせをしてしまった時も、大使館の職員や一般人を装って誤魔化すそうです。
CIAの施設内には独自の造幣局が存在
CIAの施設内には独自の造幣局が存在し、どんな国のお金でも作れる…。
そこで作られたお金にはICチップが入れらているため、そのお金をもらった人はどこにいても追跡されてしまうそう。
流石にコレは…どうなんでしょうね?紙幣偽造ってのは流石に眉唾な気がします。
各国の紙幣を事前に入手しておいて、そこにチップを付ける…とかならまだわからないでもないですが…。
給料ってどのくらい?
CIAの初年給は7万ドル(約800万)程度と言われています。
初年給としては十分高給な気がしますが、海外に出向いてスパイ活動や情報工作など命がけの仕事をするには少し安く見えてしまう気もしますが、経費は制限ナシのクレジットカードが使い放題ですから問題ないのかもしれませんね。
まとめ
映画などで見る劇的な活躍はほとんど無く、影に潜み何事も無かったかのように職務を遂行していくCIA。
その実態は謎に包まれた部分も多いですが、実際にスパイ活動などを行う職員は全体の1/4程度で、ほとんどの職員は事務職やセキュリティ担当などデスクワークが多いそうです。
職員になる為にはアメリカの市民権が必要ですが、
日本でも一部大学や企業でスカウトがある…らしい。
ある日仕事をしている時にそんな誘いが来てしまったらアナタはどうしますか?