モナ・リザは世界初3D絵画!?
2つ並べて眺めてみると!!
レオナルド・ダ・ヴィンチの、名前を誰もが聞いたことあるでしょう。
画家として最も有名なダ・ヴィンチが、彫刻、建築、音楽、科学、数学、工学、解剖学、地学、植物学など、様々な分野で大きな足跡を残したことも知っている人も多いことと思います。
500年前に既に飛行機やヘリコプターの設計までしていたレオナルド・ダ・ヴィンチですから、彼の創案の中に『飛び出す絵画』(立体絵画)が含まれていたとしても、それは驚くには値しないかもしれません。
「モナ・リザ」は2枚同時に描かれていた
「HuffPost」(U.S.版)は、ルーヴル美術館所蔵の“本物の” モナ・リザと、スペイン・プラド美術館所蔵の別バージョンのモナ・リザ(2012年公開)が、世界で初めてのステレオ画像、つまり立体絵画かもしれないと伝えています。
実際、あなたの目で確かめて下さい…
この説を発表したドイツの研究者2人は、ダ・ヴィンチ本人によるものとも、弟子の一人によるものとも言われているプラド美術館のモナ・リザが、ルーヴル美術館のモナ・リザとはわずかに違う視点で描かれていることに気がつきました。そこで彼らは、それぞれの絵が描かれた時に画家の立っていた位置を計算することにしました。
すると…水平距離のズレはわずかに2.7インチ(約6.9cm)であり、それは人の目と目の間の距離に非常に近いことがわかったのです。
このことから、人間の視覚を理解していたダ・ヴィンチが、意図的に視点を人の目の間隔分ずらした2枚の絵画を描き、立体的に見せることを考えていたのではないかという仮説に至ったのです。
レンズの2つ付いたカメラで2枚の写真を同時に撮り、ステレオスコープを覗いて3Dを楽しむのと同じ原理です。
もしこの仮説が正しかったとして、2枚の絵画が同時進行で描かれていたとしたら…
実際立体に見えるのか!?
次の画像を、一時期流行った3Dアートを見る要領で、焦点を合わせずぼんやり遠くを見る感じで画像を眺めると…
確かに立体的に見える!!(個人差があります)
モナ・リザは、ダ・ヴィンチが着手してから死ぬまでの15年ほどの間、ずっと手元に置いていた作品の一つです。
これもまた謎が多いとされているモナ・リザの魅力の一つなのではないでしょうか?