皆さんは…この画像の男の…
名前を聞いたことがあるだろうか?
この男の名前は…「This man」
都市伝説で有名な夢の中の男…そう、日本でも話題となった夢の中の男…世界各地の人々の夢に現れるという…
果たしてこれは都市伝説なのかそれとも真実なのか。
ここ数年、世界各地の人々の夢に現れる「This man」
噂されるようになったのは、2006年のアメリカ・ニューヨークで2人別々の精神科医のもとに2人の別々の男女が訪れた。
もちろん、2人は互いに面識はない。しかし、彼らが医師に訴えた悩みの内容はまったく同じものだったのである…
その内容とは、夢の中に見たこともない男が繰り返し現れ、ときにはアドバイスのようなことを告げるという。
医師は、2人の話の共通性に興味をもち証言をもとにして、その男の似顔絵を作成すると2人の似顔絵は驚くほど同じだった。
これに驚愕した医師は、仲間にこの件を話すとさらに4人の患者が同じような夢に悩まされていることが判明する。
そして彼らの証言をもとに似顔絵を作成すると、最初の似顔絵とそっくりだったのである。
これがきっかけとなり、医師達は夢の中に現れる謎の男の正体を本格的調査をスタートした…
医師たちは特設サイト「EVER DREAM THIS MAN?」を立ち上げ、世界中に情報提供を求めた。
すると…わずか3年間で2,000件を越える同様の夢を見た人々からの証言が集まった。
それはアメリカだけではない。ヨーロッパをはじめ、ロシア、中国、インド、南アフリカなど、ほぼ世界全体に分布していたのだ。
この特設サイトの影響もあって、瞬く間に『This man』の噂が世界に拡散された。
現在では完全に都市伝説化されているが、日本でも見たという人もいるようだ。
夢の中に現れるということもあって、単なる都市伝説ではと思ってしまうが、実際に特設サイトなどもあることから完全否定することはできない。
そして、その正体が謎に包まれているため、どこから調査していけばいいのかもわからないのが現状だろう。
都市伝説の不気味な男の正体は…
都市伝説で有名となった『This man』の正体について、いくつかの仮説が提唱されている。
仮説@「錯覚」
現在は、世界的レベルの都市伝説レベルとなっていることもあり、その意識が夢の中に登場させたか、単なる錯覚・見間違いの可能性は十分に考えられる。そもそも夢は曖昧なものであり、その正体も潜在意識から作り出されたものかもしれないものなのだから…
仮説A「神秘的能力を持った者の仕業」
神の顔を持ち、他人の夢を渡り歩く「ドリーム・サーファー」と呼ばれる超能力者の仕業という仮説も存在する。確かに『This man』の正体が特殊な力をもつ超能力者であるなら、全世界に暮らす人々の夢に現れることが可能だろう…
仮説B「ネット上のデマ」
『This man』の、正体はネットにおけるデマの拡散について調査するために、捏造されたとする説もある。実際、都市伝説には多くのデマが含まれるだけに、もっとも有力な仮説はデマと言っていいかもしれない。
しかし、どの仮説が真実なのかはわからない。
なぜなら…夢の中の『This man』はこれについて何も語らないからだ…
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それもそのはず…
実はこの『This Man』の正体は、イタリアの社会学者&マーケターであるアンドレア氏が行ったマーケティングの一つだったのです。
アンドレア氏はゲリラマーケティングという会社を運営しており作成されたもの。
なぜ作ったかと言うと、口コミを利用した低コストのマーケティング手法の社会的実験だったのです。
患者の証言から書いた似顔絵は、コンピュータによって誰もが見たことあるような顔を作成し、本当にあったようなストーリーを付け加え、さらに世界中にこの男を夢で見たことがないか?とばらまけば…
と人間の心理を使った一種のマーケティングの広告実験だったというわけです…
しかし…
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今日もしかすると…アナタの夢の中に…
『This man』があらわれるかもしれませんね…
その時は… … …
では、また次回…