最も気軽に楽しめるモータースポーツ『レーシングカート』。
1度乗ってみてそのスピード感や難しさを知ると一気に世界が広がります。
今回はそんな「レーシングカート」の魅力や楽しむための費用を紹介していきたいと思います!
レーシングカートとは
レーシングカートとはもっともシンプルな構造の4輪マシン。
鉄パイプを曲げたり溶接したりして作ったフレームに、エンジンやタイヤ、シートといった走るために必要最低限のパーツを搭載した原始的な構成です。
しかし、そのシンプルさゆえに
走りの楽しさは無限大で、週末ともなれば全国各地に点在するカートコースで毎週のようにレースが開催、世界中で多くのドライバーたちが楽しんでいます。
自動車免許などが無くても乗れるのも特徴ですね。
レーシングカートの魅力はなんといっても
スリル!
普通自動車と違い、むき出しで乗車し、風を直接受け、ぶつかれば体も痛みます。
ハンドルは重く、カートと自分の体重を曲げている感が伝わってきます。
カーブを曲がれば遠心力の分だけGを体に受け、マシンと一体になり、コンピューターで制御することが多くなってしまった
現代の車とは違った感覚を味わえるでしょう。
カートの車高はとても低く、地面スレスレを走行し
体感速度は時速100km超。
しかし実際には、長いストレートでも時速60kmくらいしか出ていなかったり。
フォーミュラドライバーへの登竜門
レーシングカートは
れっきとしたモータースポーツの一角。
"F1"を頂点とするカテゴリの中に分類されます。
実際現役
F1ドライバーの大半はレーシングカート出身者。
国内選手権、世界選手権も開催されており、そうしたステージでの活躍が、上位カテゴリーへのステップアップの足がかりとなっていくそうです。
また、現役F−1ドライバーでもレーシングカートをトレーニングに使用している人は多く、
「上位カテゴリーに上がるほど、マシンの挙動はカートに近くなってくる」という現役F−1ドライバーの発言があるほど。
費用はどのくらい?
走行する時には
ヘルメット・グローブ・シューズが必要ですが基本的にどこのサーキットでもレンタル可能。
サーキットでは、レーシングスーツや長袖の洋服、雨が降ればカッパまでもレンタルOKなところがほとんどです。
走行料金は一般的に時間制もしくは、
周回制。
周回制のレンタルサーキットでは、
5周や10周毎に定額の料金を支払う形になります。
時間制の場合は
10分3000円あたりが平均的な価格で、周回制の場合はコースの全長にもよりますが、よくある400〜500メートルのサーキットで
5周2000円程度が一般的な価格となっています。
グローブなどのレンタル料は大体まとめて一日1000円程度のところが多いので
3000〜5000円程度、
1日じっくり遊ぶなら10000円程度用意しておけば問題ないでしょう。
レンタルカートは
「誰でも手軽にモータースポーツが楽しめる」のが最大の魅力。
しかし、どんなスポーツにも危険はつきもの。特にモータースポーツは、マシンを操るスピード競技なので、万が一の場合、その危険性は非常に高くなってしまいます。
実際、サーキットを走行するとアドレナリンが発生してしまい「自分の中に隠れている違う自分」が現れ、冷静な操作を見失ってしまうドライバーが多いそうです。
ドライバーは
「危険な遊び」ということを常に認識し、ハンドルを握ることが大切。自分の技量を超えた無理な運転はしないでくださいね。
単独でタイヤバリアに接触する場合は、マシンも丈夫でドライバーも危ない目には遭いづらいですが、
一番危険なのは他車との接触により他人を巻き添えにすること。
最初から速い人なんていませんから、焦らずゆっくり自分のペースで楽しみましょう!