世界最強を名乗る格闘技は数あれど、真に
『最強』とよばれる格闘技はいったい何なのか…。
総合格闘技をはじめ、漫画『グラップラー刃牙』『喧嘩稼業』や小説『餓狼伝』など様々な媒体で議論されるこの話題。
インライフでは独自の視点で『世界最強の格闘技とは』いったい何なのかを研究していきたいと思います!
第一回目は日本人にとって馴染みの深い
『空手』について調査!
空手のルーツ
空手の起源は諸説ありますが一般的に有名なのは現在の沖縄県、琉球王国で生まれたといわれています。
江戸末期より琉球独自の拳法「手(てぃ)」に中国武術が加えられ、九州薩摩の示現流を通し南から日本全国へ広がっていった。というのが大きな説です。
現在の空手とは打撃がメインですが、琉球空手では取手(とりて)掛手(かけて)とよばれる関節技や投げ技も存在します。
空手にまつわる逸話
空手の有名エピソードとして避けては通れないのが
『牛殺し』大山倍達。
漫画『空手バカ一代』のモチーフにもなった極真流カラテの館長です。
昭和22年には全日本空手道選手権で圧倒的大差で優勝。その大会で披露した大山の空手は余りにも実践的過ぎたため寸止めルールを採用する伝統派から疎まれ、誰も挑戦を受けなくなってしまったそうです。
渾名でもある『牛殺しは』映画化され『猛牛と戦う空手』として公開。牛の角により脇腹を負傷、
血を流しながらも渾身の力で押さえ込み、手刀によって猛牛を制した映像は今でも空手ファンの間で語り草となっています。
空手の強さと弱点
空手の真髄は
『一撃必殺』。
腰の入った正拳突きや、勢いの乗った蹴りは急所に入れば相手を一撃で倒すことが出来ます。
しかしそれは「当たれば」の話。
正確に急所を狙うには相応の稽古が必要です。実戦、それも相手が達人であればあるほど狙いは困難になり『一撃必殺』は難しくなります。
また、一撃を真とする空手にはボクシングなどに代表される『コンビネーション』のバリエーションが少なく、上下に攻撃を打ち分けて相手を崩しに掛かったり…。といった戦況にあわせるスタイルを取る事が難しいのです。
当たれば必殺、避けられれば窮地…。投げ技など組みに来る格闘技には有利かもしれませんが、ボクシングなどのようにフットワークの軽い格闘技には若干不利かもしれませんね!
『世界最強の格闘技とは!?空手編』いかがだったでしょうか?
今後も世界中の格闘技を研究していき、最強を見つけていきたいと思います!