こんにちは、ヒロシtype61です。
前回、
全体的に異なるカラーを使い素材に違いを出していきました。
今回はウォッシング作業を行っていきたいと思います。
第1回目はこちら
「ウォッシング」とは、普通に塗装をするだけだとキレイすぎるので、汚れやこすれた感じを出してよりリアル感を出すための技法です。
ウォッシング作業にとりかかる前に、(A)の機材に少し手を加えます。
何をするかというと、ネットから拾った戦闘機の計器類のコピーを使ってメーター類を表示させてみたいと思います。
縮小コピーしたものを各メーターに貼り付けていきます。
その前にメーター類の内側を黒と白に塗装します。
黒と白の割り振りは適当ですが、文字盤の白いものには白を、黒いものには黒を塗装します。
地味な作業ですが、この頑張りで出来上がりがカッコよく仕上がります。
白や黒を塗装した理由は、貼り付けた際の切り取り痕をわかりにくくするためです。
貼り付けにはボンド類は使わず「水性ウレタンニス」を使います。
模型ショップには売っておらず、ホームセンターや東急ハンズなどで購入出来るごく一般的な水性ニスです。
艶有りと艶消しがあるので購入する時はご確認を!
木工用ボンドを水で薄めても良いのですが、コピー面が弾き、白濁したり艶が無くなったりするので私は「水性ウレタンニス」をよく使います。
メーター類に塗り付けた「水性ウレタンニス」の乾き待ちの間にモニターのウォッシング作業をしておきます。
「ウォッシング」にはタミヤのエナメル塗料「フラットブラック」と「レッドブラウン」を混ぜた濃いブラウン系で行います。
よく使う色なので混色したものを私は作り置きしています。使うときは溶剤で薄めて少しシャバシャバ状態にします。
こちらがウォッシング前。
ウォッシング作業を行うと、このような感じに使用感がでます。
(A)の機材にもウォッシングを施し、使い込んだような風合いを出します。
一気に平筆などで洗うように塗装していきますが、後で余分な箇所はエナメル溶剤で拭き取ります。
(A)の機材、三機ともにウォッシング作業が終わりました。
細かなスミ入れは「フラットブラック」で行います。
塗料が乾いたので円形ディスプレイにクロノグラフぽいものや地図を貼り付けます。実は、クロノグラフぽいものは天球儀の図面です。(それらしく見えるので採用しています)
裏からライトを当ててみましたが、最終的には色を付けます。(グリーン系が良いかと思っています。)
続いて(C)の機材二機にもウォッシングを施していきます。
モニターの支柱、(A)の機材三機と(C)の機材二機のウォッシング作業が終わり、エイジング塗装が完了しました。
※「エイジング塗装」とは、模型誌のライターが名づけた塗装の表現方法で、使い込んだ器物や風化したような表現を塗装で行う時に用いられる言葉です。
次回は引き続き
モニター機材などのウォッシング作業を進めていきたいと思います。