ども。
「エヴァー探偵社」で探偵をしている長瀬漣(ながせれん)です。
◆長瀬漣・Ren Nagase
エヴァー探偵社所属
芸能界に12年、他様々な経験を活かした調査に自信あり。
特技:器用
好きなもの:音・酒・人
得意依頼:浮気調査・色恋
いや〜最近駄目な男の依頼が多すぎる…
「告白したいけど、どうしたらいいのか?」「どうやって声をかければいいのか?」…
ものにしたい女なら自分で何とかしろ!って言いたくなる…
他には「あの女と別れたい」とか…
自分の女なら自分でなんとかしろよ!って言いたくなる…
が、そこはこの色男探偵 長瀬漣にお任せを…
…とある依頼
「娘の言動が気になります。夢があるからと言って、奈良から大阪に出て大学に通う娘なのですが最近帰宅が遅いようで電話も少なくなりました。気になるので娘の生活を調査して下さい。それと出来れば娘と直接会って夢を聞き出して欲しい。」
と、直接ターゲットに接触しないといけない依頼が来た。女の事ならこの長瀬にお任せを!!
明らかに何かある依頼だな…
夢見る大学生編
俺は早速ターゲットである女子大生の身辺調査に乗り出した。
昼はカフェでバイトをしており、夜は友達と遊ぶという至って普通の可愛い女子大学生。少し持ち物が派手だなという印象はあった。彼氏はいないようだ。
ところがある日、とんでもない事がわかった!!
【大阪:難波】
数日経ったその日も、彼女は夜【20:00】に友達と別れ帰宅するのかと思われた。しかし、この日はいつもと違う方向へ歩き出していた。
すると、彼女は風俗街へ…
俺「(あ〜やっぱりこっち(風俗バイト)もかぁ〜)」
彼女の身なりが俺に予測させていた。
案の定彼女はとある風俗店へスッと隠れるように入っていった…
俺「(さて、どうしたものか…)」ひとまず依頼者に連絡をし状況を伝えた。電話口でかなり興奮していたが、
最終的に彼女の本音を聞き出してくれれば構わないという事だったので俺は彼女のいる風俗店へ入った。
受付で彼女を指名する為、パネル写真の中から彼女を探す…いた!!
妖艶な衣装をまとう彼女の写真がそこにはあった。
「アキ」という名前で彼女は働いているようだ。俺は指名を済まし待合室待っていると呼ばれた…
エレベーターの前で「アキ」がキャミソール姿で待っていた。
キャミソール姿のアキは大人っぽく色気があった。
アキ「いらっしゃい♪ありがとう、指名してくれて♪」
俺「うん…」アキに手を引かれ個室へ向かった…
個室に入ると、そこにはベットと風呂が妖艶な明かりに照らされていた…
アキ「は〜い♪」と言って
キスをしようとしてくる!…
俺はとっさに
「ごめん、ちょっと風邪気味だからキスはいいや…(くぅ〜!!これが仕事じゃなかったらな〜!!)」
アキ「そうなんだ、大丈夫?わかった♪」
そう言って服を脱いで風呂の方へ…
アキに体を洗われながら風呂で色々聞いてみた…
ここで働いてどれくらい?
「2ヶ月くらい♪」
普段は何してるの?
「大学生してます」
お金に困っているの?
「…夢があるの」
探偵であることが、ばれないように探りを入れていると…
アキ「は〜い、じゃあベットにいきましょう♪」
と、彼女に体を拭いてもらってベットに移動した…
俺「
やっぱりちょっと(風邪で)しんどいからプレイはやめとくよ…そのかわり残り時間いっぱい喋ろうよ!」と、自分の興奮を抑え彼女に言った。
アキ「え〜、でも体は元気みたい♪」
俺「ごめん」
アキ「うん、いいよ♪じゃあいっぱい喋ろう!!」
と、飲み物と灰皿を用意してくれた。
俺は、ガウン姿。彼女はキャミソールでベットに腰をかけ話した。
最初は、くだらない話をして警戒を解いた。俺は学生の時の夢を語り、気になる
「アキの夢」を聞き出そうとしていた。
俺「アキちゃんがさっき言ってた夢ってなんなの?」
アキ「…ん〜とね…聞きたい?」
俺「聞きたい!俺も夢を言ったからアキちゃんの夢も教えて♪」
ここまできたら、仲良く喋る友達のようになっていた。
アキ「実はね…」
…
話を聞くと、俺は納得した…
彼女の夢はこうだ…
「今親の仕送りで大学に生かせてもらってるけど、大学卒業したらお父さんと世界一周したいなって思って…
お父さんは、昔幼稚園の園長先生をしていて世界の子供のために何かしたいと思っていたらしい。
お父さんは、旅行でも良いから世界の子供と触れ合って1人でも多くの笑顔を創りたいって言ってて…だから、私も教育系の大学に行ってるんだけどね♪」…何て良い話だ!!
俺「お金が必要だから、風俗でバイトしてるの?」
アキ「…時間がないの…」
俺「ん?どういう事?」
アキ「あと1年で卒業(大学)だし…お父さん…
…
【癌】なの…」
え?嘘…本当!?!!泣
何なんだ!?このドラマのような話!!
俺は、後日依頼主であるアキのお父さんに調査報告をする為、大阪の喫茶店で待ち合わせた。
そして、調査報告をするとお父さんは泣きながら拳を握りしめていた。
俺はお父さんの口から自分が【癌】だと聞いた…余命は3年と言う…
お父さん「探偵さん…私はどうしたらいいと思いますか?」泣きながら俺に聞いてきた。気持ちは、嬉しいが…なんで風俗なんだと…
俺は1つの提案をした。
再度アキ接触し、友達として風俗はやめさせるというものだ。
お父さんは納得し、俺はこの依頼を受けた!!
友達として口説く!!
そして、俺は再度アキに接触を試みた。
彼女が、参考書などの購入に度々訪れている書店で接触する事にした。
書物を探しているフリをして、声をかけた。
俺「あ、アキちゃんだよね?」
アキ「あ…」
やはり、店の外で源氏名で呼ばれたくないようだ。
俺「ごめんね、あれからお父さんの事、気になって見かけたんで声かけちゃった…」
アキ「大丈夫ですよ、お客さんと色々話したのあんな風に話したの初めてだたっんで」
俺「あ、時間ある?よかったら普通にお茶でもどう?」
アキ「…はい、いいですよ♪」
それから、喫茶店に行きアキと楽しく会話を楽しんだ。
そして俺は友達としてこれからも息抜きに遊ばないかと提案してプライベートな連絡先を入手。
数日間は、LINEで挨拶などやり取りしていた。
それから、数日後気晴らしに彼女をUSJに誘った。
2人でカップルのようにはしゃいで遊んだ帰りに勝負をかけた!
俺「楽しかった?」
アキ「すっごい楽しかった!」
俺「アキ…俺は軽蔑するつもりじゃないけど風俗やめたら?本当にお父さんの事を思うならそうした方が良いと思うな…」
アキ「うん…実は悩んでて…長瀬さんに初めて話してからずっと考えてて…」
俺「それなら、すぐ辞めて頑張ろうよ!実は、俺も昔片親がなくなる時に色々自分1人で考え込んじゃって…そういう時って上手くいかなくて…でもその時、友人が今みたいに助けてくれたんだよね…だから、アキちゃんの事も気になったんだ…」
アキ「そうなんだ…うん!長瀬さんといると元気になれるし!辞めて(風俗)頑張ってみる!」
俺「何かあったら、いつでも言って!」
アキ「うん!」
その後、アキは風俗をやめてアルバイトを増やして頑張っている。
今回のポイント
1.友達として!
友達として口説き落とすには一定の距離間は必要!
2.同じ立場になる!
この時はアキを説得させる為、嘘の事を言ったが、大事な事だ。相手と同じ環境/感情を一緒に共有する事が大事!!
3.決して男を出すな!
異性と友達/友人関係を築くには相手に一切男を出さない事!今回は相手が風俗嬢なのでそこには繊細な注意が必要だった!!なので、再接触の時にすぐさま「お父さん」の話題を出した。最後辞めさせる話をするまでは『風俗』というワードは一切使わなかった!
まぁ、世の中色々あるものだ。
本当は俺に風俗嬢に対しての偏見はない、風俗嬢の友達もいる。
彼女達も
【仕事=プロ】なのだから…人それぞれ一生懸命生きている!!それでいいじゃないか!!
今回は、いい話だな〜…
あ、そうそう!!アキのいた風俗店を出た後、俺はもちろん!!
…隣の風俗店に行きました(笑)