大阪府富田林市にある「ワイエムワークス」は、新車・中古車販売、整備などを扱う、プジョーがメインのメンテナンスショップ。元々はプジョーのメンテナンスをメインで営業を始めた同社だが、現在ではプジョージャポンの正規サービス協力工場として活動。プジョー向けのパーツを海外から仕入れて販売し、またプジョー向けパーツの国産開発にも力を入れている。パーツを自社で製作し正規ディーラーに卸し、販売するなど精力的に活動している。
代表の小椋正雄さんは1991年にワイエムワークスを始める以前に20年以上の間プジョー関連の会社に勤務していたという。そして当時のコネクションを生かして、現在は現地のプジョーの輸入元と取引を行っている。「どんなものでも取り寄せは可能」と豪語する小椋さんの言葉は満ち溢れる自信の裏付けだ。
ワイエムワークスの従業員は現在5名と多くはない。しかしその全員が本国フランスでの研修とプジョージャポンが実施する新型車サービス研修を受講した、言わばプジョーのプロの集まりなのである。早さと正確性を兼ね備え、ほとんどの作業が待ち作業にて行われ、引渡し可能なメンテナンスには「自信がある」と短く答えてくれた小椋さん。そして掲げる「MORE VALUE」というコンセプトのもと、他店にはないパーツやグッズを豊富に取り揃えている。世界的なプジョーチューナーであるgutmann(グートマン)やMusketier(ムスケティア)、BlackDiamond(ブラックダイアモンド)各社の日本総代理店を務めることもその一つ。「他店との価格競争には参加しない。多少は値が張っても、良いと思えるものだけを販売します」との自信は業界からのそういった信頼感からもきているのだ。
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2001年からは「TEAM YM WORKS」としてWRC・ラリージャパンにも参戦(最高位は2005年の3位)し、その他多数のレースのサポートなどにも精力的に参加する同社。最後に小椋さんは「プジョーのコンシェルジェを目指しますよ」と力強く語ってくれた。輸入・販売からメンテナンス、製作まで何でもこなすワイエムワークスが、その言葉どおりプジョーに関することならばできないことはない、そんなお店になるのはもうすぐのようだ。