ども。
「エヴァー探偵社」で探偵をしている長瀬漣(ながせれん)です。
いや〜最近駄目な男の依頼が多すぎる…
「告白したいけど、どうしたらいいのか?」「どうやって声をかければいいのか?」…
ものにしたい女なら自分で何とかしろ!って言いたくなる…
他には「あの女と別れたい」とか…
自分の女なら自分でなんとかしろよ!って言いたくなる…
が、そこはこの色男探偵 長瀬漣にお任せを…
…とある依頼
「この前一人で旅行に行ったのですが、その時出会った人が忘れられません。連絡先を聞いてませんが名前と写真、そしてどこに住んでいるのか(最寄り駅)は分かります。探していただけないでしょうか?」
と、人探しの依頼がきた。名前と顔、最寄り駅が分かったいるなら時間の問題だな…
確かに旅行先での出会いってドキドキしますね〜。俺も旅行で出会った女が忘れられない時があったのでそのエピソードをお話しよう。
旅行で出会った女編
とある休みの日に、俺は夜行列車で一人旅に出た。目的地は「青森」。
その日は、昼前に「大阪」から新幹線で「東京」へ行き、ゆっくりしてから夜行列車に乗り「青森」へ。
俺は、ツインの部屋で一人。話はここから始まる…
俺は自分の部屋を探し通路を歩いていると、
すぐ隣の部屋の前に綺麗な女性が立っているのが見えた。スラっとしており井川遥似の女性だった。
すると、目が合ったので会釈をすると、向こうも「どうも」と会釈で返してくれた。
とりあえず、部屋へ入り一息…
そして、コーヒーでも買おうと自動販売機のある車両へ…
すると、彼女がいた!
目が合い、俺は「ども、こんばんは」と挨拶した。
すると彼女も「こんばんわ、お隣なんですね?」
俺「はい」
彼女「お一人なんですか?」
俺「はい、一人です。え〜と、あなたは?」
彼女「エミ(仮)です。私も一人なんです」
ラッキー!お隣さんが美人でしかも一人!!
俺「漣と言います!大阪から来たんですよ。」
エミ「私は東京からです♪」
話を聞くと、彼女はブライダルの仕事をしていて夜行バスが苦手らしくよく寝台列車を利用しているのだそう。
俺「どこまで行くんですか?俺は青森まで」
エミ「あたしも青森までなんです♪漣さんは、何をしに青森まで?」
俺「いや、特に何も決めてないですよ」
エミ「じゃあ、青森着いたら一緒に食事でもどうですか?美味しいお店知ってますよ♪」
俺「是非!!」
と、話した後お互いの部屋へ帰った…
「あ、連絡先聞きいてない…まぁ、隣だし着いてからでもいいか…」
俺は、ベッドに横になりテレビを見ながら列車に揺られながら眠りについた…
夜中に、ガタッという物音で目が覚めた。
どうやら隣から聞こえてきた音らしい。
俺は、つけていたテレビを切って耳を澄ました…
すると、彼女が部屋から出ていく気配がしたので気になり俺も部屋を出る準備をして部屋を出た。
多分、自動販売機だろうと思い向かった。
自動販売機に彼女がいた!!
シャワーを浴びていたのだろうか、頭にタオルを巻いて浴衣を羽織っていて中はショートパンツにTシャツといった服装でドキッとした。
エミ「あ!!」
俺「え!?」
彼女は照れくさそうにビールを飲んでいた…
エミ「見られちゃった(照)」
俺「すいません、いや、俺もちょうど飲もうと思っていたので♪」
(嘘つけ!寝起きだろうが!!)
エミ「じゃあ、一緒に飲みます?」
俺「あっ、いいですね〜♪」
キターーーーーー!!神様感謝いたします!!
エミ「私の部屋、洋服散らかってるので漣さんの部屋でも構いませんか?」
俺「いいですよ♪」(構いません!構いません!)
そして、俺の部屋へ…
俺はソファー、エミはベットでリラックスしテレビを見ながら仕事の事や、趣味などの話で盛り上がっっていた。
話をしていると彼女は4人兄弟の長女で性格は男っぽく、こうやって男性と飲むのは楽しいという…
その頃には、
ビールを2人で7〜10本ぐらい飲んでいた…
すると、彼女は上に羽織っていた浴衣を取り、ロンTにホットパンツ・ニーハイ…その無防備な姿が少し妖艶に見えた…
俺は、ビール取るついでにエミの座っているベットのもう一つのベットに腰をかけた。
エミにビールを渡すと…
エミ「乾杯♪」
くぅ〜可愛い!!がっ!!なぜか隙がなく口説くモードに入れなかった…
渡したビールを飲み干すと
エミ「じゃぁ、そろそろ寝ますね♪おやすみなさ〜い」
と、自分の部屋に帰っていった…
だぁーーーなんて事だ!!
まぁ、仕方ないので俺はエミの温もりの残るベットで眠りについた…
青森へ着いたので、部屋を出ようとするとドアに紙が挟まっていた。
「昨日は、ご馳走様でした。
今日仕事で夕方には終わるので連絡ください。
携帯090○○○… エミ」
これは、脈ありか!?
しかし…隙がないからなぁ〜
と、俺は思いながら観光をして夕方エミに電話してみた。
俺「もしもし、連です」
エミ「エミです、ちゃんと電話してくれてありがとうございます!これから○○ホテルのレストランでお食事いかがですか?」
俺「喜んで♪」
ホテルのレストランへ着くと、タイトなスーツで決めたエミがいた!
エミ「ありがとうございます」
俺「いえいえ」
と、レストランへ行き料理を注文しワインを楽しんだ。
やはり、彼女には隙がなかった…
ワインも飲み干し、いい時間になったので…
俺「この後どうします?」
エミ「あ、私このホテルに泊まってるんですよ♪」
俺「そうなんだ(あ、俺今日の宿取ってなかった…)」
エミ「漣さんはどこに帰るんですか?」
俺「実は…まだ決めてないんです…」
エミ「えっ!?じゃあ、ここの部屋押さえましょうか?空いてるかなぁ?」
俺「あ、空いてるならそうしようかな?」
すると、エミは何度も利用していてちょっとの融通がきくそうで、カウンターで交渉してくれた。
エミ「お部屋取れましたよ♪」
俺「ありがとうございます」
エミ「じゃあ、案内します♪」
エミが部屋まで案内してくれた、部屋へ入ると大きなキングサイズのベットが一つ。
俺「この部屋って高くありません?」
エミ「ここしか空いてなくて…でも、あたしと一緒だからちょっと安くなりますよ♪」
俺「!?!?!?!一緒!!?」
と、思った瞬間エミが俺にキスをしてきた!!
俺は、彼女を抱きしめキスに答えた…
そしてそのままベットへ…
後で聞いたら、列車の中で期待していたらしい。
でも、俺が手を出さなかったのでちょっと拗ねていたみたいだ。
俺としたことが…気がつかなかった…
あ、逆に口説かれた形になってしまった…
彼女は東京・俺は大阪…
年に数回しか合わないが、今でも合った時はベットが一つの所に泊まっている…