世界最強を名乗る格闘技は数あれど、真に
『最強』とよばれる格闘技はいったい何なのか…。
総合格闘技をはじめ、漫画『グラップラー刃牙』『喧嘩稼業』や小説『餓狼伝』など様々な媒体で議論されるこの話題。
インライフでは独自の視点で『世界最強の格闘技とは』いったい何なのかを研究していきたいと思います!
4回目は世界中で人気の
『ボクシング』について調査します!
ボクシングとは
いわゆる近代ボクシングは、1867年に英国で作られた
"クインズベリールール"から始まります。
当時非合法に行われていた"ベアナックル・ファイト"を競技化すべく定められたもので、グローブの着用や1ラウンド3分といった現代に直接繋がるルールが制定されます。
それまでは体重別の階級は無かったボクシングですがこれ以降ミドル、ライト級などの細かな階級を作成。
これを機にオリンピック種目であったレスリング、ウェイトリフティングなどの競技でも体重別階級制度を設定し、様々な競技において取り入れられるようになっていきます。
現在ではよくある
体重別の階級分けが作られたのはボクシングがはじまりだったんですね。
ちなみに現在、ボクシングの階級は軽い順から
ミニマム→ライトフライ→フライ→スーパーフライ→
バンダム→スーパーバンダム→フェザー→スーパーフェザー→
ライト→スーパーライト→ウェルター→スーパーウェルター→
ミドル→スーパーミドル→ライトヘビー→クルーザー→ヘビー
の
計17階級もあります。
最も軽い階級で
約46kg、重い階級で
90kg以上と倍近い差があり、重い階級になればなるほどパンチが強くなるので大柄な男たちの力強いファイトが楽しめます。
軽い階級ではカウンターなどを主体とした素早いボクシングが見られるのでそちらの方も見所ですね。
日本国内の選手が多く在籍するのは大体ライト級ぐらいまでで、ウェルターを過ぎたあたりになると急速に国内ボクサーの活躍は少なくなっていき、スーパーミドル級以上は今のところ本格的な世界ランカーは現れていません。
『無敗の帝王』メイウェザー
『最強のボクサー』といえばこの人、
フロイド・メイウェザー・ジュニア。
「史上最速のスピードスター」と評価されるほどの
圧倒的なスピードと超人的な反応速度、卓越したディフェンステクニックで相手を翻弄する試合を得意としています。
1996年にプロデビュー、2年後の1998年にWBCスーパーフェザー級のベルトを勝ち取りそこからライト、スーパーライト、ウェルター、スーパーウェルター級の5階級を制覇。
戦績は
49戦全勝、史上初めて無敗のまま5冠を達成するなど、2008年に一旦引退するまでの間パウンド・フォー・パウンド最強のボクサーとして評価されていました。
ちなみに
プロボクサーは、基本的に給料がありません。
ボクサーとしての収入は試合をすれば得られるファイトマネーだけで、その試合に勝っても負けても契約したファイトマネーの額は変わらないんです。
通常の新人プロボクサーのファイトマネーは一試合約3〜4万円。日本ランカーで30万円程度。日本チャンピオンになると100万円前後、世界チャンピオンのタイトルマッチになれば、ファイトマネーも
1000万円〜5000万円と跳ね上がります。
では世界最強ボクサーであるメイウェザーはというと…最低保証額が3200万ドル(約38億円)!別次元の世界ですね…。
しかしそのファイトマネーの高さこそがメイウェザーの強さの象徴とも言えるでしょう
ボクシングの強さ
ボクシングの強さはなんといっても"速さ"です。
『蝶のように舞い、蜂のように刺す』と言われるように、素早いパンチ・コンビネーションと軽やかなステップで相手を翻弄。
速さだけでなくアッパーやストレートの強力な一撃も備えています。
しかしボクシングという格闘技には制約も多く、足技や組技が一切なく、また対応も出来ません。ジャブなどで牽制しながら
いかに組まれずに戦えるかが勝敗のカギとなるでしょう。