第10回目となる今回は現在『ジャンプスクエア』で連載されており、先日アニメ化で大人気となった漫画作品
『血界戦線』の「クラウス・V(フォン)・ラインヘルツ」から学んでいきたいと思います。
【漫画のあらすじ】
かつてニューヨークと言われた街は、異界と人界とが交差して一晩で変わり果てた。結果、異界ならではの超常日常・超常犯罪が飛び交う「地球上で最も剣呑な緊張地帯」となった街、「ヘルサレムズ・ロット」が構築される。この街は深い霧と超常現象により外界と隔離されているとはいえ、一歩間違えば人界は不可逆の混沌に飲み込まれてしまう。
そんな中、この街のいつ破れるとも知れぬ均衡を守るために秘密裏に活動するクラウス・V・ラインヘルツ率いる「秘密結社ライブラ」だ。
そんな「ライブラ」に新人と間違われたことをきっかけに正式に一員に迎えられた少年、レオナルド・ウォッチは、異界のものから与えられた「神々の義眼」の力で事件を解決し、クラウスらとともに様々な事件(あるいは異界ならではの日常)へと挑んでいくのだった。
秘密結社ライブラのリーダーを務め、紳士的であり心底ではかなり熱い男、クラウスから「オトコマエ」なポイントを分析していきます!
「例え千の挫折を突きつけられようとも私が生き方を曲げる理由にはならない 」
○オトコマエポイント
なんというかっこいいセリフでしょうか。クラウスは圧倒的な戦闘力を誇り、また人間離れした知力を持っています。
そんなクラウスはプロスフェアーというチェスに似たゲームが趣味で、ドン・アルルエル・エルカ・フルグルシュとの勝負を行った際のセリフです。
人は弱く、そのせいで道を外れてしまうこともあります。
先述のセリフは、そんな弱い人間を千見てきても、そんな人間を守るという生き方は曲げることはないという意思の強さを表した言葉です。
どれだけ人が過ちを犯してしまっても、そこに救いの手を差し伸べる。なんという"オトコマエ"なのでしょうか。
彼のような心の広さをもてばオトコマエ間違いなしですね!
「案の定旦那…ノリノリになっちゃってますよねェェェ!?」
○オトコマエポイント
普段クールで冷静沈着なクラウスですが、いざ戦闘となると心の奥にある"男"の部分が出てきてしまいます。
そんな、普段とは違う意外な一面を見せるギャップというのも"オトコマエ"に必要ではないでしょうか。
いつものスーツ姿を脱いだらすごい肉体美であるとか、いざ戦わなければならなくなった時にはすごく頼りになるとか…
そんなタイプだったの!?と思わせるような男に魅力を感じるのでは。
やはり女性は男に守られたいと思うもの。
いざとなった時に、頼れる男であるためにも、トレーニングはしておいて損はないですね!
「我々が全身全霊を賭ける半歩だ」
○オトコマエポイント
圧倒的な強さの前には、必ず2つの選択を迫られます。「立ち向かう」か、「逃げる」かです。
そんな絶望的な状況下で、クラウスは自分と共に行動していたスティーブンならばこの状況を打破できると信じている力強い言葉がこのセリフ。
その言葉に自分への信頼を感じたスティーブンは“半歩”何とか踏みとどまり、絶望に立ち向かいます。
人間誰でも、逃げ出したくなるような状況に迫られることがあります。
そんな時に自分を信じて、そして希望を持って"踏みとどまる"ことが出来るかどうかで人生は大きく変わることがあります。
さらに、共に戦える仲間がいれば、より力強く「半歩」進み出せます。
「半歩」留まる勇気と、そに「半歩」を共に歩んでくれる仲間を持つことでオトコマエに近づけるかもしれません。
まとめ
仲間曰く、「私たちの最強のリーダーで無類の紳士、獣のごとき生命力で武装した凶悪なまでの頑固者」のクラウス。
仲間など、守るべきものがピンチになった際に彼ほど思い悩んだり、怒りを顕にする者は少ないでしょう。
白ワイシャツにネクタイ、ウエストコートといった服装や、紅茶が好物など、外面的にも紳士的な彼を、作品を通して見守ることで、非常に誠実で紳士的な"オトコマエ"を学んでいけると思います。