初代は2003年に登場。世界120か国以上で年間60万台以上を販売している、日産における世界戦略車としての使命を与えられ開発された高級セダン。初代の「モダンリビング」、2代目の「おもてなし」のコンセプトに加え、今回発売される3代目では走行性能にも徹底的にこだわり、余裕のある走りと快適性を高次元で両立させている。
気品を感じさせるデザインは、従来のティアナが持っている上質感にダイナミックでワイドスタンスなボディデザインを加えることにより、躍動感がプラス。立体的なフロントフェンダーから後方へとシャープに流れる抑揚感あるキャラクターラインと、存在感のあるフロントグリルや鋭い眼光を感じさせる形状のヘッドランプを組み合わせることで、大胆で洗練された外観をかたちづくった。
上質で開放的な室内空間は、スパイナルサポート機能付シートを採用。運転席は、十分なシートスライド量の確保に加え、テレスコピックステアリングの新採用、使いやすいシフトレバーの配置などにより、さまざまな体型のユーザーに最適なドライビングポジションを提供する。助手席は、ふくらはぎを支える範囲を拡大させたオットマンを採用し、後席ニールームはクラストップレベルの広さを実現。
走行性能も秀逸。応答性と安定性を高次元で両立させる新開発リヤマルチリンクサスペンションを採用し、ドライバーの安心感を向上させる。更に、アクティブトレースコントロールの採用によりコーナリング時の操舵性が向上し、ステアリング修正操作の少ないストレスフリーなドライビングをサポート。スムーズな走り出しと力強い中低速トルクが持ち味の改良型QR25エンジン、新型エクストロニックCVTはギア比の拡大により加速性能と燃費性能の両立を実現させた。
また、ドライビングサポート機能として、セーフティシールドテクノロジーを採用。好評のアラウンドビューモニターに動く対象物にも反応する「MOD(移動物検知)」機能を加え、駐車や発進時の際の安心感を高めている。安全なドライブをサポートする「BSW(後側方車両検知警報)」機能と、「LDW(車線逸脱警報)」も加わっており、快適性、安全性が細部に渡ってとことん追求されている。
発売は2014年2月5日。価格はグレードによって異なる。2,429,700円〜3,045,000円を目安に考えてもらいたい。
アベノミクスの影響で好調な自動車業界の中で、やや苦戦を強いられている日産自動車。新型ティアナは、車名の由来である『夜明け』を表すことができるだろうか。
日産自動車
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