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特集> 男前の条件 > 有名人が語る男前の条件 映画『闇金ウシジマくん Part2』監督インタビュー
闇金ウシジマくん Prat2

ヒット作のドラマを多数手掛けていますが、映画との違いは。

昔、連続ドラマを十何本と作った頃、ドラマは基本的に無料で観るもの、タダで視聴者が観て、お皿洗いながらとか、何かしながら観る人もいるなぁと。
映画の場合は、暗い所に閉じ込めて、先にお金取って、観せている、という感覚だったんだけど…。
最近では、ドラマは携帯をいじりながら観ているのではないかと思っています。だから逆に言うと映画も…ウシジマくんは、携帯いじりながら観てもいいんじゃないか?と(笑)。
(配給元の)東宝さんに言おうかと思ったんだけど、流石にちょっとマズイかなと…。

結局さっきも言ったけど、Season1とPart1の中間点で出来たのがPart2だから、観客、視聴者もコレがドラマなのか映画なのかの区別がつかなくなっている。
映画だから、ドラマだから、という観ている人の意識を変えなくてもいいのではないでしょうか。

「携帯をいじりながら」とおっしゃいましたが、実際はどのように観てもらいたいですか。

ウシジマという凄く大きな“状況”に立ち向かう債務者達と、メアリージュンや光石さんのような対峙する奴らが、格闘して生きているという部分が、何とも言えないおかしみであったり、悪いとか怖いとかだけじゃなくて、そこに人間らしい姿があって、そこを観て欲しい。
皆それぞれ、より良く生きたいと思って格闘している姿がある。例えば中尾君が演じている愛沢なんかは、凄く悪いことをしているんだけど、凄く愛おしい感じがしますよね。
人間ってのはより良く生きたいと思って格闘していると、その姿が美しかったり、愛おしかったり、するもんなんだなと。
そういう風に観てもらえると嬉しい。

お金に関する作品は人間の業が出てくるという事ですか。

「お金」と「食べ物」は凄くいいモチーフ。
食べ物は、人が食べてる姿を見ると、より理解ができる。
何を食べていて、どう食べているか。
で、お金も、画面上で実際に登場人物が触れていると凄く現実的な重み、リアリティがある。
実際、人間がお金を扱っている姿を見ていると、その人がどういう人なのかわかるんじゃないかな。

劇中に数々の男前が登場しますが、監督の考える“男前”とはどういった人間ですか。

アレが駄目だからコッチ、コレが駄目だからコッチとするのではなく、1つの事をずーっとやってる男、やり続けるのが男前かな…。

最後に、この映画をどういった方に観てもらいたいですか。

この映画を観ると、お金に対しての考え方が変わる。
失敗しないようにしようとか、凄く辛くても頑張って働こうとか、ダルいけど頑張って学校に行って勉強しようとかね。
だから、ウシジマから何かを学べる人たちに観てもらいたいな。
勉強したり、働いたりしているのがヤダなぁと思っている人に観てもらいたい。
立ち向かわなきゃ!しっかりしなきゃ!とか(笑)。


闇金ウシジマくん Part2
【STORY】
金に困り「後(あと)がない」客に「10日で5割(トゴ)」、「1日3割(ヒサン)」といった違法な金利で貸し付け、債務者を徹底的に追い込む闇金「カウカウファイナンス」のウシジマ(山田孝之)と部下の柄崎(やべきょうすけ)、高田(崎本大海)。
新たな相棒として情報屋・戌亥(綾野剛)を迎え、待望の映画Part2ではスピーディーで重量感のあるアクションとバイオレンス、特濃の人間ドラマと悲喜劇、すべてがハンパなくスケールアップ。
究極の“ウシジマ・ワールド”がここに開幕する――。

ヘタを打ったら、そこでゲームセット、人生終わり――。
生き残るのは誰!?
そして、最後に残るのは金か? 希望か? それとも…

2014年5月16日(金)全国ロードショー

『闇金ウシジマくん Part2』
出演:山田孝之、綾野剛、菅田将暉、木南晴夏、門脇麦、高橋メアリージュン、中尾明慶、窪田正孝、希崎ジェシカ、バカリズム、大久保佳代子、キムラ緑子、マキタスポーツ、本仮屋ユイカ、光石研、柳楽優弥、崎本大海、やべきょうすけ
原作:真鍋昌平(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
監督:山口雅俊
企画・プロデュース:山口雅俊
脚本:福間正浩、山口雅俊
主題歌:Superfly『Live』(ワーナーミュージック・ジャパン)
イメージソング:Superfly『万華鏡と蝶』(ワーナーミュージック・ジャパン)
配給:東宝映像事業部=S・D・P
(C)2014真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん2」製作委員会
公式URL:http://ymkn-ushijima-movie.com/movie/
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