1920年に施行されたアメリカの禁酒法時代に多く派生した非合法の潜り酒場をコンセプトとしたアメリカ・オレゴン州のポートランドにあるBAR『Bible Club PDX』の姉妹店として2018年9月30日に大阪・心斎橋にグランドオープンした。


今回アメリカのオーナーであり、「Bible Club Osaka」のデザイナーであるリック・マーベリック氏と日本人オーナーの荒井正敏氏、チーフバーキーパーの吉田敬之氏に独占インタビューすることが出来た。



◆RYK MAVERICK （リック マーヴェリック）
　1972年生まれ
BMXのプロライダーとして活躍していた17歳の時にエクストリーム系ブランド（バッドボーイクラブ）からデザイナーとしてスカウトされ、独学でデザインの才能を開花させる。
その後も数多くの有名ミュージシャンのCDジャケットやバンドロゴの製作を手掛ける。
2000年にはアルミアートやグラフィックデザイン、油絵などマルチな想像力を表現する『STARLINGEAR（スターリンギア）』を発足。
1度見たら忘れられない程のインパクトを持つ「スリックスター」はブランドの代名詞
とも言えるデザインで、アクセサリーにおいてもシルバー製に留まらずアルミ・ステンレス・銅等、多種の素材を用いた独創的な世界観を楽しむ事が出来る。
2014年には拠点をLAからオレゴン州ポートランドに移し、そのマルチな才能はアクセサリー以外の分野でも発揮される。
自身で運営する拘り抜いたBARである『Bible Club PDX』を開業。
世界でも評価の高いBARとして名を馳せ、2018年には世界2号店目の姉妹店として大阪の『Bible Club Osaka』をポートランド本店と同様に自身によるデザインで開業する。

◆荒井 正敏 （アライ マサトシ）
1958年生まれ1978年に関西大学中退後、堺市のライブバーにて店長としてバーテンダーの経験を積む。
1981年にジュエリーメーカーに就職し、1998年には独立し「Beyond Cool（ビヨンクール）」を立ち上げる。
現在ではRYK氏の『STARLINGER』は勿論の事、「Bloody Mary」や「GUCHO」などのシルバーアクセサリーに加え、「DANIEL WELLINGTON」や「ICE-WATCH」などの時計ブランドの日本総輸入代理店として全国にショップを展開。
2018年には長年の親友であるRYK氏と共に『Bible Club Osaka』を開業する。
また、2000年には大阪西区にて空手とキックボクシングの『誠至会』を開設。

◆吉田 敬之 （ヨシダ タカユキ）
1977年生まれプロサッカー選手を目指しながらも度重なる両膝の大怪我で断念。
18歳の時よりアルバイトとして経験を積んでいたバーでの仕事がきっかけとなり、23歳の時に自然と飲食業の道へ進む。
ヒルトンホテル（大阪）にてサービスを学び、29歳の時に更なる勉強の為上京。
大手飲食会社に就職し、2010年32歳の時に自身のBARである「SERENDIPITY BAR （セレンディピティ バー）」（東京・六本木）を独立開業する。
多くの外国人客を中心に愛されたBARであったが、2015年には土地再開発の為、止む無く立ち退き閉店となり、現在ではこのBARは伝説的な存在となっている。
その後奈良に拠点を移し、日本初の案件であった文化財をリノベーションした宿泊・飲食施設の総支配人として従事する。
2018年にRYK氏と荒井氏に出会い、Bible Club Osakaのチーフバーキーパーとして活躍中。