大人だからこそ面白いおすすめのボードゲーム紹介!略して「大人のボードゲーム」第14回!
この【大人のボードゲーム】でも何度か紹介しているゲームメーカー「Oink Games」
第2回「海底探検」
第7回「藪の中」
今回はその「Oink Games」の新作
『死ぬまでにピラミッド』を紹介します!
ゲーム概要
ここは古代エジプト。王は自分を含む何人かの建築家を呼び出し、墓づくりを命じました。
一番大きな墓を完成させた者には富と名声を、王が死ぬまでに完成出来なかった者には死を。
王の死期を敏感に察し、他の建築家よりも大きな墓をつくり上げるというもの。
プレイ時間は約20分。
2〜6人用で今回は4人でプレイ。
それでは、早速遊びながら説明していきます!
準備・コンポーネントの確認
ピラミッドをつくる為の材料ピースが5種類とダイスが7つ。
この中の正方形の材料が王の寿命を指します。
また、遊ぶ人数によって正方形の材料とダイスの数が変わり、今回は4人なので正方形は8枚、ダイスは5つとなります。
正方形の材料を残りの枚数が分かるように並べて置き、その他の材料はそれぞれ分けて置きます。
プレイヤー全員にピラミッドのベースとなる長方形の材料と予備の材料として小三角の材料を1枚ずつ配ったら準備完了。
遊び方・ルール
順番を決めたら最初のプレイヤーがまず「仕入れ役」となり全てのダイスをまとめて振ります。
この時出た目がこのターンで使える材料を指します。
仕入れ役からダイスの中から1つを選び、出ている目の材料を受け取り、その材料か手元にある予備の材料どちらか1つを使ってただちに建設を行います。
予備の材料を使った場合は受け取った材料を予備として保管します。
次のプレイヤーも同じように振られたダイスの中から1つを選び、出ている目の材料と交換して建設を行います。
これをダイスが残り1個になるまで繰り返します。
最後のダイスは誰も取ることができないので、ここまで進んだら次の仕入れ役に交代して同じ作業を繰り返し、ピラミッドを大きくしていきましょう。
正方形の材料を取ると王の寿命が縮むのでなるべく取りたくないのですが、ダイスの出目によってはどうしても取らなければならない場合もあります。
ダイスの出目と自分の順番、周りの建築状況などを見て上手く立ち回るのが大事ですね。
あと、ピラミッドをどれだけ大きくしても「完成」を宣言しなければ出来上がったことにはなりません。次のターンでいいやと思っていたらダイスの出目次第では自分の番が来ずに王が死んでしまう事もあるので、あまり欲張らない堅実さも勝利へのポイントです。
ちなみに「完成」を宣言するには2つの条件を満たしていなければなりません。
条件1:墓の屋根(上の辺)が全て斜めになっている事。
条件2:全ての壁(垂直な辺)の高さが1マス以内になっている事。
上のピラミッドは条件1・2両方を満たしているので「完成」を宣言できます。
左下のピラミッドは屋根の一部が斜めになっていない為、完成していません。
右下のピラミッドは2マス以上の高さの垂直な辺がある為、完成していません。
また、完成したピラミッドは大きさ・形によって得点を計算します。
計算式は【底辺×高さ−頂点の数】です。
上の画像の完成したピラミッドの場合だと、「底辺5×高さ3−頂点の数2」で得点は13点となります。
完成したピラミッドの中で一番得点の高かったプレイヤーが勝利、完成させられなかったプレイヤーは全員0点となります。
レビュー
すごい難しい・・・。
完成させるまでに王が死んじゃう。
ダイス1つの3分の1で正方形の目が出るので、たまにすごい勢いで王の寿命が縮みます。
出目を見て全員が「あっ・・・(誰も完成しない)」ってなる事もありました。
正方形の出目が6分の1のダイスがあっても良かったかも。
この辺りはかなり運の要素が強いと感じました。
とりあえず、小さくてもいいから完成を宣言できる形を目指す。
そこからは王の寿命を見極めながら大きく建設を進めていくのが無難ですね。
僕自身「Oink Games」の新作は毎回楽しみにしています。
この「死ぬまでにピラミッド」は買ったばかりで、遊び尽くしたわけではないので、まだまだ面白いポイントが見つかりそうです。
慣れてきたら相手の邪魔をしながらゲームを進められるんだろうなぁ。
死ぬまでにピラミッド
価格:2,160円(税込)
プレイ人数:2〜6人
プレイ時間:約20分
対象年齢:8歳以上
メーカー:
Oink Games