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周りとカブらないように読み合いを制する!大人のボードゲーム『ハゲタカのえじき』編
簡単だけど奥が深い!周りとカブらないように心理戦を楽しむボードゲーム『ハゲタカのえじき』を紹介します!
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大人だからこそ面白いおすすめのボードゲーム紹介第5回!
前回に続き、カードを主体にしたボードゲームを紹介します!

今回紹介するのは『ハゲタカのえじき』
バオバブ』はカードを主体にしながらもアクション要素の多いボードゲームでしたが、『ハゲタカのえじき』はカードゲームらしい心理戦が楽しめます。

ゲーム概要


「ハゲタカのえじき」は山札(得点)15枚、各プレイヤーの手札15枚ずつを使って、より多くの得点を獲得していくゲームです。

1プレイ10分〜15分ほど。
2〜6人用で今回は4人で遊びました。
それでは、早速プレイしながら説明していきましょう!

準備



まずはカードの説明です。
山札には、ハゲタカのイラストが描かれた得点となる-1〜-5、1〜10のカードが1枚ずつあります。
次に各プレイヤーの手札には、1〜15の数字のみ書かれたカードが1枚ずつあります。

各プレイヤーに15枚の手札を配り終えたら、山札をよく混ぜ、裏向きに中央へセットすれば準備完了です。

遊び方・ルール


最初のターン、山札の一番上のカードを表向きに表示します。
つまり表向きになっているカードが、このターンで獲得できる得点になります。


その得点カードを見て、各プレイヤーは任意の手札を1枚裏向けで前に出します。
カードを出す順番は特に決まっていません。自由に出して下さい。

全員がカードを出し終えたら、一斉に出した手札を表向きに表示します。

手札の数字が1番大きかったプレイヤーが得点を獲得できます。
この場合15の手札を出したプレイヤーが得点を得ます。

得点カードを獲得したプレイヤーの前に置き、そのターンに使用した全員の手札は裏向きで場に置いておきます。つまり手札の再使用はできません。

ここまでの流れを1ターンとして、これを山札が無くなるまで、合計15ターン繰り返して最終的に得点の高いプレイヤーが勝利となります。


得点カードが「+カード」の場合は、説明した通り手札の数字が大きかったプレイヤーが獲得できますが、反対に得点カードが「−カード」だった場合は手札の数字が小さかったプレイヤーが引き取らなくてはなりません。この場合2の手札を出したプレイヤーが−カードを受け取ります。

つまり、+カードは自分で獲得して、−カードは相手に押し付けるように立ち回るのが勝利へのポイントになります。

しかし、思うように得点をゲットできないのがこの「ハゲタカのえじき」
ここでこのゲームが心理戦と呼ばれているルールを説明します。

「ハゲタカのえじき」はバッティングゲームと呼ばれる、人とカブってはいけないゲームに分類されます。


例えばこの場合、+の得点カードを手に入れるため、多くのプレイヤーが高い手札を出しています。

ところがルール上、カブったカードは無効となる為、15を出していたプレイヤーは脱落、9を出していたプレイヤーが得点カードを獲得します。

もちろん使用した手札は再使用できません。
自分の最強カードが何も得る事無く消費されてしまうのです。


−カードの場合も同じで、カブったカードは無効。
この場合は15を出していたプレイヤーが−カードを引き取ります。

自分の最強カードが−カードを獲得するという残念なパターンですね。

これでルールは全部です。
察しの良い方はお分かりでしょう。
人とカブってはいけないというルールがあるだけでかなり緊張する心理戦が広がります。
場の得点カードを獲得したいけど、強いカードを出してカブったら無駄になるし、周りが潰し合うのを見越して低いカードを出しても、同じ考えのプレイヤーが自分より高い数字を出してれば負けるし、といった感じで、他プレイヤーの考えを読み、いい具合の数字を出すのがキモです。

他プレイヤーが消費した手札をしっかりと把握しておけば心理戦も有利に運ぶことが出来るので意外と記憶力も大事なゲームですよ。

プレイ感想・まとめ


簡単なルールで手軽に遊べるのがすごくいい!
何回遊んでも飽きが来なくてずっと遊んでられました。

ここぞって時に人とカブった時の絶望感・・・。
いい年した大人が「なんで今出すかな!」と罵り合う醜い光景が広がります。

いかがでしたか?
『ハゲタカのえじき』はすぐにルールを覚えられる簡単なボードゲームです。
短時間で遊べるので、時間の調整や、ちょっとした合間に楽しめますよ!!

ハゲタカのえじき
価格:1,500円(税込み)
プレイ人数:2〜6人
プレイ時間:15分
対象年齢:8歳以上
メーカー:メビウスゲーム


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