プリティキンさんは、カリフォルニア在住の41歳の米国人。
「世界一の怪力保持者」としてギネスブックにも掲載されています。
彼の記録はなんと、フライパンを素手で新聞紙のように巻いて筒にしてしまうというもの。
他にも人間がぶら下がっても曲がらない鉄棒を歯で曲げたり、電話帳のような厚手の本を素手で引きちぎったり、バットをへし折ったり、氷嚢に息を吹き入れて破裂させるなど、講演ではその怪力を示すパフォーマンスを数多く行う。しかしそのパフォーマンスには、ある
一つのメッセージが込められていました。
プリティキンさんは世界中で講演やパフォーマンスを行い、その時必ずある話をします。
「重度の学習障害の少年がおり、読み書きも満足に出来ず子供の頃から彼はいじめられ続けていました。教師からも『役立たず』と言われ、いじめられる度に転校を繰り返します。しかし、高校の時に出会った教師は彼のことを一度も罵倒すること無く、丁寧に勉強を教えてくれました。そして大学に進学し、
卒業時には首席で卒業することができました。」
ここで語られた少年とは、なんと
プリティキンさん本人。
自分の体験と、今の姿をパフォーマンスで見せることによって観客全員に、
「皆さんは一人ひとりが特別です。誰かがあなたのヒーローになるかもしれないし、あなたが誰かのヒーローになることもできる。だから絶対に諦めないでください」と語り掛けています。
プリティキンさんはこうした活動を妻と共に始め、
「Feel the Power(みなぎる力)」と呼んでいます。
過去20年に延べ16カ国を周り、750万人以上の世界中の若者を励まし続けています。
どんな時でも
希望を捨てず、諦めずに努力すればきっと成果は付いてきます。
力も元々はそこまで強かったわけではなく、毎日努力を積み重ねて『世界一の怪力』を鍛えあげました。
そしてそれは一人では困難で、
誰かと協力して生きていかないと心が疲れきってしまいます。プリティキンさんは「子供の頃には母や高校時代の教師、社会に出てからは妻がいなければ今の自分は決して無かった」と語っています。
信頼できる仲間や家族と協力し合い、絶望してしまうことなく努力し続けることが出来ればどんな人でも
『世界一』への道は開けるかもしれません。