ヤマハが新たなチャレンジをしていこうというテーマで開発した新商品「YPJ-R」が2015年12月に発売されました。
「YPJ-R」は『ヤマハプロジェクト』の略称。ヤマハが"電動アシスト自転車PAS"を発売してから20周年という節目にスタートし、3年以上かけて進められた
「電動アシストスポーツバイク」のプロジェクトです。
これまでにも電動アシストスポーツバイクはいくつか発売されていますが、この「YPJ-R」は一線を画すものとなっています。
そもそもスポーツバイクに電動アシストなんて本末転倒なのでは?と疑問を持つ方もいるでしょう。
そのように思われた方は、おそらくサイクリングをトレーニングやスポーツと捉えている方ではないでしょうか。
スポーツバイクを移動手段として利用している人も少なくなく、そういった方やスポーツバイクをこれから始めようと思っている人もターゲットにした展開のようです。
特徴としてまず挙げられるのが、その車体重量。
電動アシスト自転車といえば、およそ30kg程度とかなり重いイメージをしてしまいますが、「YPJ-R」はなんと約15kg!
これだけでも他のものと圧倒的な親しみやすさを感じることができます。
さらに、従来の電動自転車はアシストがなくなった際、自転車を漕ぐ時の負荷がかなり重くなっていました。
しかし「YPJ-R」は従来のロードバイク同様のクランクにアシストが加わる設計になっているので、アシストオフでも普段通り漕ぐことができます。
小型軽量電動アシストユニット「PW」は3.5kg、バッテリー自体もわずか540gと超軽量。重心バランスも気になりません。
ハイモード、スタンダードモード、エコモードの3つの走行モードが設定されており、最大48kmのアシスト走行が可能。
充電速度も1時間程度でフルチャージするので、外出先で充電できれば帰りも問題ありません。
ロードバイク用の22段変速の中級コンポーネント、「シマノ105」を装備。
また、大型の液晶ディスプレイも標準装備されているので、速度やケイデンス(クランクの回転数)、バッテリーの残量などをチェックすることができます。
価格はメーカー希望小売価格が24万8000円。
ロードバイク乗ってみたいけど、坂とか危なそう。さすがに長距離走行する勇気がでない。
などと考えている方にはぜひ一度その走行感を体感してみてもらいたい。
【商品詳細】
フレーム&フォーク:アルミ
サイズ:XS、M
重量:15.2kg(XS)、15.4kg(M)
メインコンポーネント:シマノ・105(2×11)
カラー:トリコロールブラック×グレー、トリコロール ブラック×ブルー
価格:24万8400円(税込み)
発売日:2015年12月10日(予定)
公式サイト:
http://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/