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男前への羅針盤

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07月17日

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ホビー＆ライフ > 映画・音楽・テレビ > 家族への無償の愛を知る映画

家族や愛する人に純粋な愛をささげられる男は文句なしの男前。今週は、愛する人が傷ついたとき、危機に直面したとき、どうあるべきなのかを自分に問わせてくれる映画をご紹介。

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(C)2009 Spy Next Door, LLC. All Rights Reserved.
6月19日（土）よりTOHOシネマズ梅田、敷島シネポップ、TOHOシネマズ泉北、TOHOシネマズ鳳、高槻ロコ９シネマ、TOHOシネマズ二条、TOHOシネマズ西宮OS、TOHOシネマズ橿原、ジズトシネマ和歌山で上映。
監督：ブライアン・レヴァント　出演：ジャッキー・チェン、アンバー・ヴァレッタ、ファレンマデリン・キャロル他
http://www.w-mission.jp/

ダブル・ミッション

　類まれなるアクションで、全世界の男女を虜にしている我らがジャッキー・チェンの最新作。『バトルクリーク・ブロー』でハリウッドに進出し、今年でちょうど30年目となる記念作。冒頭で『プロジェクト・イーグル』『ラッシュ・アワー』『タキシード』からの引用があったり、『プロジェクトＡ』『レッド・ブロンクス』『ファイナルプロジェクト』など、彼の数々の代表作を彷彿とさせるシーンがあったりと、ジャッキーファンにはたまらない仕上がりだ。今回ジャッキーが扮するのは、中国政府からCIAに出向しているスパイ、ボブ・ホウ。仕事中の彼は、ミッションが下れば、危険を顧みず世界の危機を救う凄腕。一方普段の彼は、冴えない風貌で穏やかな性格。現在シングルマザー、ジリアン（アンバー・ヴァレッタ）とラブラブ中で、彼女と結婚するためにスパイも引退する決意でいる。しかし、彼女の３人の子どもたちは結婚に大反対。「優秀なスパイなのだから、子どもくらい手なずけるのは簡単」というボブは、ジリアンの留守中に子どもたちとの留守番に挑む。スパイ技術を駆使して、子どもたちを監視しながら共に過ごすうちに、徐々に打ち解けていくが、子どもたちが巨大な陰謀に巻き込まれて‥‥。将来自分の娘や息子になるべき子どもたちのために、身を呈して必死で戦う姿勢は、とうてい真似できるレベルではないが、その男らしい心意気は、男前を目指すならぜひとも見習いたいところ。何より、ジャッキー・チェンの身のこなし、誰にも真似できない機敏なアクション、そしてちょっぴりコミカルな演技‥‥、退化していないそのパワフルさ。とても55歳も過ぎた男性とは思えない格好良さである。ジャッキーの頑張りに、まだまだ自分もイケそうな気がする～、そんな勇気をもらえるはずだ。

マイ・ブラザー

　大切な家族が心に傷を負ったとき、自分はどうすればいいのだろう？　変わらず愛し続けることができるのだろうか。自分が愛することで家族は救われるのだろうか‥。思わず自分に問うてみたくなる、家族に対する深い愛とその意義を描いた作品。スザンネ・ビア監督の『ある愛の風景』（04）を、人間ドラマの秀作を撮り続ける巨匠『マイ･フレット』のジム・シェリダンがリメイク。トビー・マグワイア×ジェイク・ギレンホール×ナタリー・ポートマンという豪華キャストで実現させた。
愛し愛される美しい妻グレース（ナタリー・ポートマン）と、かわいい娘２人に恵まれ、絵に描いたような幸せな日々を送る米軍大尉、サム（トビー･マグワイア）。一方サムの弟、トミー（ジェイク・ギレンホール）は銀行強盗をして刑務所に‥。光と影のような関係の兄弟だが、ふたりは唯一腹を割って話せる大切な家族だった。トミーが刑期を終えて出所すると、入れ替わるようにしてサムは戦地へと旅立ち、そして数日後、家族の下に訃報が届く。悲しみに暮れる家族を支えたのは、他でもないサムの弟、トミーだった‥。子どもたちはトミーになつき始め、彼を嫌悪していたグレースも次第に惹かれていく。そんなとき、実は命を落としていなかったサムが帰ってくる‥。そして、彼は以前の優しい夫、兄ではなくなっていた‥。
「自分だったらどうするのだろう」と考えさせられるストーリー構成な上に、子役も含めキャストの演技が秀逸。感情移入せずにはいられない。そして、エンディングでは、愛する人のために今自分はどう対峙するべきなのか考えてしまうはずだ。男前なら、今の時代に必要な愛の形をこの映画で学ぶべし！

■ ダブル・ミッション／マイ・ブラザー
カテゴリ	【ホビー＆ライフ】映画・音楽・テレビ

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