堀江貴文氏の現在「家がない」と告白
六本木ヒルズ自宅引き払い、トランク3個で転々
実業家の堀江貴文氏(45)が11日放送の日本テレビ系「another sky(アナザースカイ)」(金曜、午後11:00)に出演。同番組は、MCの今田耕司と中条あやみが、ゲストの「海外にある第2の故郷」「憧れの地」をテーマに、ロケVTRを見ながらトークを展開していくバラエティ。
現在…
“ホリエモン”の代名詞的存在だった東京・六本木ヒルズの自宅マンションを引き払い、現在はトランクケース3個を持って、自宅のない生活を送っていることを明かした。
海外にも頻繁に出かける堀江氏に、司会の今田耕司が「家は東京だけ?」と聞くと、堀江氏は「家ないんすよ」「やめました5年前に」と答えた。
きっかけは5年前から約2年、長野県に長期出張した際に「その時に、もったいないから」と自宅マンションを引き払ったことを明かした。堀江氏は「六本木ヒルズに住んでたんですよ。まあまあ家賃高いんで。しっかりしてるんですよ」と経緯を説明した。
現在は「ホテルとか友達の家とかを転々と。荷物もトランク3個分くらいにして」と説明し、「極論するとスマホと服(があれば)。わりと落ちつける。ホテルの部屋で落ち着けるようになりました。慣れるんですよね」と語っていた。
テレビ局買収での狙いは「アマゾンプライム」
また、数多く本を出している堀江氏は、コンセプトについて「コンセプトも人に考えてもらった方がいい。僕の主張が出ると売れない。何でかっていうと、先行き過ぎてるので理解ができないっていうか…死ぬほどそれをやって来た。10年後ぐらいに寝かして出した方がいい」と明かした。
その先見についてMCの今田耕司(52)が「10年に思っていたことで『ほら、なったでしょ』って言うことなにがありますか?」と問うと、「例えば“サブスプリクションモデル”ってあるじゃないですか?“アマゾンプライム”分かります?ああいうのが10年前テレビ局を買おうとした時に僕が考えていたのがそれです」といい、「アマゾンプライムに色んなものが付いてるでしょ?
テレビ局っていう動画コンテンツもいっぱいある。それに加えてショッピングできたりとか、例えばスタジオ観覧行けるとか。分からないけど“日テレプライム”みたいな。誰も理解できなくて『分かるように言って下さい』って記者の人に怒られてましたから」と十数年前に話題となったテレビ局の買収の目的を明かした。
しかし、世間で理解を得られなかった理由を「説明は僕は上手い方だと思います。上手い方なんですけど、前提条件として、共有しなきゃいけない教養があるんですよ。本をたぶん何百冊か読まなきゃいけない教養があった上で話してるので『分かんねえよ』ってなっちゃう」と自ら解説した。
10年後の働き方
出版する本すべてがベストセラーとなるホリエモンの“アナザースカイ”は、かつて子会社を構えていたタイ・バンコク。
彼の仕事に密着するはずが、なぜかタイの水掛け祭りに参加することになり、ホリエモン共々ズブ濡れに。さらに、100万トンもの水を浴びせる異色の音楽フェス「S2O(エスツーオー)」というフェスが「世界で一番イケてるフェス」だと世界の超一流は参加し、熱狂の渦に飲み込まれる。
またホリエモンは、最新ウェイクボードにゴルフ、カートと全力で遊び尽くし、プロデュースする和牛の食イベントでも大盛り上がり。
「会社を経営してそこのトップに立つのもありだし、色んなことに手を出していい」と堀江氏は言う。
「プロジェクトも大事なんですけど、大事なのは『如何に遊ぶか?』ってことなんですよ。これからの人間はたぶん働かなくていいことがいっぱい出て来るんですよ。」
楽しそうなことを見つけたら片っ端から手を出し、全力で遊ぶ。
多動力が仕事を、人生を変える。
堀江氏「でもね、全力でやりすぎるんですよ。やれることぜんぶやらなきゃなって思うんで。だからそれを知らない人は、なんかズルしてるんじゃないかとか思うんじゃないですか」
デスクワークもしてなくて、全部スマホなんだとか。
仕事と遊びを区別しない。それこそが全力。
全力で動いていると、全力に慣れる。
これを続けていくと色んな世代の人や外国の人たちに逢ってコミュニケーションをとって「新しいことを始める」に慣れる。するとこれから世の中で想定外のことが起こっても、対応できる。
プロジェクトを立ち上げるときに大切にしていることは「ノリ」。
自分が乗れるか、周りを巻き込めるか。
最初、変なことを考える突拍子もない奴がいて、それを全力で応援する2人目の男がすごく大事なんですよ。だから僕は周りで面白いことをやっている奴がいたら、全力で応援してあげて欲しいんですよ。そこが「ノリ」なんですよ。…と語っていた。
仕事のジャンルが幅広すぎて肩書きがよくわからないようだ。
「肩書きがない時代が来る」と氏は言う。
これが彼の言う“10年後の働き方”なのか?
堀江貴文氏はどこに向かっていくのだろうか?この先も気になる人物である…