今回は「DELL、入ってる?」でおなじみのパソコン会社デルの創設者
『マイケル・デル』さんから仕事術を学びます!
マイケル・デル
テキサス州ヒューストンで生まれたマイケル・デルさん。
株式仲買人として働いていた母親の影響で、幼い頃からその商才を発揮させます。
12歳の頃に流行していた切手収集に目をつけたマイケルさんは、切手のカタログを作り、雑誌に広告を出し2,000ドルを稼ぎました。
さらに16歳の時に新聞購読を勧誘するアルバイトを始め、新婚家庭や転居者をターゲットに絞り18,000ドルという大金を稼いだのです。
周りを良く見て、人とは違う部分に目を付けることで結果を伸ばす事は現代社会においても非常に重要な事ですね。
興味はパソコンへ
彼がパソコンに興味を持ったのは15歳の時に良心に買ってもらったAppleUがキッカケです。
店頭で販売されている既存のパソコンを分解し、パーツをアップグレードしたものを友人に販売するなどして、どんどんパソコンの世界へ引き込まれていきます。
大学時代に学生寮の自室で1,000ドルを資本金にコンピューター会社「PC's Limited」を設立。
その年に大学を中退し、本格的な会社経営を始めます。
マイケルさんは「販売店やディーラーを通さず、直接顧客に販売する」というそれまでコンピュータ業界になかった手法で商売を展開。
顧客の注文通りにパーツを調達する手間はかかりますが、在庫を持たないことでリスクを減らす作戦はドンピシャ、PC's Limitedは急成長を遂げ、24歳という若さで株式公開を果たし、社名を「デル・コンピュータ」へ改めました。
その4年後には、世界の企業の売上高をランキングする雑誌「フォーチュン500」に最も若いCEOとして掲載されるまでになったのです。
2003年製品ラインの拡大にともない社名を「デル」に変更した後、今現在もデルの最高経営責任者を務めています。
彼は
「自分が成功することが会社の成功をもたらすのであり、その逆ではない。」と言います。
パソコンをアップグレードして販売する商売を自らが行うことで、その商売の可能性や利益を感じ、成功すると確信したマイケルさん。
それはどんな業種であっても同じ事、まず自分でやってみない事には分かりません。
その際、失敗しても次に繋がる何かを感じ取ることが大事なのではないでしょうか。
他の人と違う事を始めることはリスクもあります。
しかしそこから一歩踏み出すことが大きなビジネスチャンスへと繋がっていくはずです。