スマートフォンの普及により、手軽に写真を撮るのこのできる現代。
ちょっとした出来事や思い出をカメラに収める方も多いでしょう。
もちろん僕もよく写真を撮ります。
アウトドアに出かけた時は、そこでしか見ることのできない風景に出会うことが多く、ついつい写真を撮りすぎてしまうことも(笑)
日本は四季があるので様々な場所で季節に合った風景を楽しむことができます。
今回はそんな日本の風景から、冬だからこそ美しい
『日本の冬景色』を紹介します!
長野県・大正池
長野県南安曇郡安曇村上高地にある大正池(たいしょういけ)。
11月中旬〜4月下旬まで閉山中の上高地では、雪により道路が閉ざされる為、1時間かけて雪道を徒歩で登り目指さなければこの大正池には辿り着けません。
しかし、辿り着いた先にはそれまでの苦労も全て吹き飛んでしまうほどの絶景が広がります。
澄み切った池の水と朝霧に潜む樹々の神秘的な風景は、「苦労した甲斐があった」と言わずにはいられない景色です。
大正池は1915年6月6日に焼岳が大噴火をおこした際に、噴出した泥流により梓川がせき止められてできたものです。自然が偶然生み出した環境だからこそ人々を惹きつける魅力があるのでしょう。
埼玉県・三十槌の氷柱
知る人ぞ知る、冬の観光名所として人気なのが埼玉県秩父市大滝にある三十槌の氷柱(みそつちのつらら)。
東京と埼玉の県境が近くにあるとはいえ、冬はかなり厳しい寒さになる奥秩父で、1月初旬〜3月初旬までの2ヶ月間のみ見ることができる風景。
岩清水が少しずつ作り上げていく氷の芸術は自然の力を目の当たりにできる素晴らしい芸術です。
幅30m、高さ10mの天然の氷柱と、水を流して人工でつくられた、幅55m、高さ25mの大きなスケールの氷柱を見ることができ、1月中旬〜2月中旬にはライトアップされ、日中とは違った幻想的な表情を楽しむこともできます。
北海道・オンネトー
北海道三大秘境とも評される、エメラルド色の湖水が神秘的な湖「オンネトー」。
雪が降り積もると交通機関が無くなり、自力で辿り着くのがかなり難しくなります。
そのため、11月中旬〜12月中旬までのわずかな間だけ見ることができるのが、このエメラルドカラーの湖水が氷に替わる、まるで宝石のような氷の絶景です。
場所によって色の濃淡があるので、まるで湖全体が翡翠になったような風景を楽しめます。
氷が厚ければ、その上を歩くこともできます。
ただし自己責任なので十分注意しましょう!
北海道 美瑛町・ダイヤモンドダスト
皆さんも聞いたことはあると思います。
冬の代名詞ともいえるダイヤモンドダスト。
北海道でしか見られないというわけではありませんが、気象条件などを考えれば北海道が見られる確率が高いのです。
特に美瑛町は毎年多くのカメラマンが訪れるほどのオススメスポットです。
ダイヤモンドダストが発生する条件として、
・氷点下15度以下。
・無風(空気が澄みきっている)であること。
・晴れ・快晴であること。
・明け方、朝であること。
・湿度があること。
が挙げられます。
ダイヤモンドダストの仕組みは、大気中の水蒸気が冷やされて小さな氷晶となり、それがゆっくりと降る状態です。標高が高く、川が流れている場所などは条件が揃いやすく人気の撮影スポットにもなっています。
また、ダイヤモンドダストよりも希少な現象として知られるのが
サンピラーと呼ばれるもの。
太陽柱とも呼ばれる現象で、ダイヤモンドダストが発生するのと同じ気象条件で、極稀に発生するそうです。
なんだか神様が降臨するんじゃないかってぐらい神々しい景色ですね。
簡単に見られるものではないので、もし見ることができたら一生の思い出になることでしょう。
いかがでしたか?
ぜひ一度は見てほしい「日本の冬景色」、僕もダイヤモンドダストは一度見たことがあるのですが、凄さに圧倒されてしまい写真を撮り損ねてしまいました。
皆さんはそんな事がないようにアウトドアに出かける時はいつでも写真が撮れるよう準備をしておいてくださいね。