すっかり朝晩は寒くなってきましたね。
これからのキャンプなんてのは、夜に焚き火を囲んで楽しく話し、朝はまだ冷え込む澄んだ空気の中、熱いコーヒーを飲みながら物思いに耽ってみたりするのも良いものですよ。
もちろん夜はお酒を飲むので、必要なのはおつまみ。
夕食の残りに手を加えるのもいいですが、もっと手軽に作れる最高のおつまみが
『燻製』です。
材料をセットして、お好みの燻製材に火を点ければあとは放っておくだけ。
という事で今回は、お手軽簡単にできる
『燻製の作り方』を紹介します!
燻製とは
燻製とは、もともと塩漬けにした肉や魚などに煙をかけることで、長期間の保存を可能にする保存食を作る為の方法の事です。
煙によって「いぶす」事で、煙に含まれている有効成分によって殺菌・酸化防止などの効果があり、昔の人はそれを上手く使って保存食として活用していました。
ですが、近年は冷蔵技術が発達した事で保存食というよりも、様々な燻製材を使った香り付けや味わいを楽しむ方法として知られています。
燻製方法には「熱燻法」「温燻法」「冷燻法」の3種類あり、文字を見れば分かるように燻製時の温度が違います。
熱燻法は、80度以上の高温で1時間程度の短時間燻製する方法です。
温度が高いほど食材の水分が残る為、ジューシーな味わいに。
温燻法は、50〜80度くらいの温度で燻製する方法で、一般的に燻製と言えばこの方法が多いです。
今回紹介するのも温燻法です。
冷燻法は、25度以下の低温で燻製する方法なので、かなり条件が限られます。
もちろん外気温が25度以上であれば出来ないので、日本だと高地か冬じゃないと難しいですね。
さて、少し長くなってしまいましたがいよいよ『燻製の作り方』を紹介していきます!
使う物・作り方
何にせよまず必要なのは燻製器です。
各メーカーから様々なサイズの燻製器が販売されているので自分の使う用途に合わせて探してみて下さい。
大きなサイズだと10,000円を超えますが、小さい物だと3,000円ぐらいの物もあります。
次に用意するのは、燻製材。
大きく分けてスモークウッドとスモークチップの2種類がありますが、チップは熱源として炭や電熱器などが必要になるので、初めは単体で使えるスモークウッドがオススメです。
スモークウッドの片側にトーチ(手持ちバーナー)などで火を点けて下さい。
火を消しても煙が出ていれば着火できている証拠なので、あとは勝手に燃えていってくれます。
スモークウッドは1本で約4時間燻煙を出してくれるので時間の管理がしやすいのが特徴。
2時間燻製したい時は半分に折って使ったり、煙や火力を強めにしたい時は両端に着火するのもオススメです!
最後に忘れちゃいけないのが食材。
燻製にオススメの食材はたくさんあります。
ベーコン・ゆで卵・ソーセージ・チーズ・サーモンあたりは燻製食材の代表と言ってもいいぐらい最高に美味しいですね。
せっかくのキャンプだからいつもと違ったおつまみが欲しいという方には、ピーナッツやフレーク系の缶詰(鯖缶やツナ缶)の燻製がオススメ!
作り方は簡単。
燻製器の中の網の上に食材を並べ、その下に着火したスモークウッドを置き蓋を閉め燻製器を密閉します。以上!!
あとは1時間半〜2時間ほど待てば完成です!
いかがでしたか?
燻製は煙が出る為、なかなか室内では出来ません。
だからこそ外に出て、やってもらいたい料理です。
道具や材料を揃えるのも、作るのも本当に簡単お手軽にできるので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか!