最近は朝晩もすっかり寒さを感じるぐらいになってきましたね。
山の近くに住む方は少しずつ色付いていく木々の変化を楽しまれているのではないでしょうか。
もう2週間もすれば紅葉も見頃になってくるはずです。
そこで今回は11月1日から約1ヶ月だけ限定で見ることができる京都の紅葉スポット
『厭離庵(えんりあん)』を紹介します!
秋になると紅葉の色鮮やかな景色を楽しむ人で賑わう京都。
特に嵐山周辺は人も多く、前に進めなくなるほど。
その点、京都市・右京区にある「厭離庵」という寺院は、場所そのものが小さめなので団体客がほとんど来ず、単独のカメラマンが多いのでゆっくり景色を楽しむことができる穴場スポットです。
ただし、通常は一般公開されておらず、紅葉の季節11月1日〜12月7日の約1ヶ月間だけ入ることが出来ます。
公開期間中は案内の看板が出ていますが、通り過ぎてしまいそうなくらい細い入口なので見落とさないように注意して探して下さい。
門をくぐり参道を奥へ進むと、そこには一言では言い表せないほど美しい景色が。
小さくまとまった庭園を覆い隠すほどの真っ赤な楓。
街中の喧騒を忘れさせる静かな境内で、赤く染まった紅葉と日の光のコントラストが美しい幻想的な風景が楽しめます。
紅葉は周りの風景との調和によって見頃となる時期が少しずつ違うものです。
徐々に色付いていくグラデーションが合う場所もあれば、真っ赤に染まった楓が一番映えるという場所もあります。
ここ「厭離庵」は散りもみじが美しい場所と言われています。
散りもみじは、一般的な紅葉の見頃を過ぎて、葉が枝から散っていく時期を指し、厭離庵では真っ赤に染まった楓の葉が絨毯のように庭を埋め尽くすこの時期が一番の見頃になっています。
厭離庵へ散策へ行く際は、周辺の寺院も楽しんでみてください。
古都・京都ならではの風情ある景色が堪能できますよ。
嵐山から歩いて散策するなら常寂光寺、柿落舎、二尊院、厭離庵という流れで訪れると、入口の看板も見つけやすくオススメです。
厭離庵(えんりあん)
住所:京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2
公開時間:9:00〜16:00
公開日:11月1日〜12月7日
電話番号:075-861-2508
志納金:500円