第45回目となる今回は、第2回目に紹介した
緑谷出久(みどりやいずく)と同じ『週刊少年ジャンプ』で連載中の作品
『僕のヒーローアカデミア』のライバル、爆豪 勝己(ばくごう かつき)から学んでいきたいと思います。
主人公である出久(デク)の幼馴染でありライバル的存在である爆豪勝己(ばくごうかつき)。通称「かっちゃん」。
出久とは対象的に元々天才肌で、“個性”は「爆破」と強力なヒーローらしい個性。個性に加え、勉強・運動共に他者を圧倒し続けてきた人生を送ってきました。
その結果自尊心の塊となり、まさに唯我独尊な性格。どんなヒーローをも超え頂点に立ち納税者ランキングに名を刻むことを夢見ています。
圧倒的なセンスを持ち生まれ育った強さと、他者に助けられることをひどく拒絶してしまう心の弱さを兼ね備えた爆豪 勝己から男前ポイントを学んでいきましょう!
「俺が一位になる」
○オトコマエポイント
爆豪たちが学んでいるヒーローアカデミアで行われた体育祭。
選手宣誓を任された爆豪は、全校生徒の前で「一位になる」と宣戦布告します。
なかなかこんなことできませんよね!
実はこのセリフの前に、爆豪は一度挫折を味わっています。ゆえにもう誰にも負けないと自分自身を追い込むべく発言しているのです。
そんな覚悟のこもったセリフを、淡々と放つこのシーンはオトコマエですね!
こんなセリフを堂々と言えるようなメンタルを目指しましょう。
「勝つんだよ それが…ヒーローなんだから」
○オトコマエポイント
爆豪は幼少時に憧れたヒーローの姿から「どれだけピンチに陥って負けそうになっても最後に必ず勝つ」というヒーロー像を信条としています。
ですがそれは裏返せばどれだけ劣勢でも、勝たなければヒーローの資格がないという発想でもあります。
今回のシーンでは、実際無謀としかいいようがないまだまだ子供の意地のようなシーンでの発言なのですが、セリフ自体はオトコマエです。
「こうありたい」という理想。そんな理想像に誰もが最初からなって生まれていません。今の自分と理想との距離を間違えてはいけませんが、その理想を持ち続けるということはとても大事です。
爆豪のように無鉄砲になってはいけませんが、理想を叶えるために、今何ができるかを常に考えましょう。
「こっからだ!!俺は…!!俺はここで一番になってやる!!!」
○オトコマエポイント
先述した初めての挫折を経験した際の名シーンです。
これまで、自分が一番だと思い続けてきたところに、初めて敵わないと思う相手が現れました。
しかしそこで折れることなく相手を認め、敗北を認めて再度目標を「ここで一番になる」と設定した心の強さはオトコマエです。
どれだけ、自身に誇れる才能があったとしても必ず上には上がいます。
そんな才能に出くわした時こそ、自分を見つめ直すチャンス。下を向かず、爆豪のように改めて上を見ることでこれまで以上に飛躍的な成長を遂げることができるのではないでしょうか。
まとめ
爆豪は、主人公が何もない状態から成長して強くなっていくのに対し、対象的に挫折を繰り返して強くなっていくキャラクターです。
高い能力や才能を持っていても、それに溺れたり、使い方を間違ってしまっては決してオトコマエではありません。
爆豪が成長したように、自尊心を忘れず常に謙虚にいることで頼りになるオトコマエへと成長できるのではないでしょうか。