キャンプの一大イベントと言えば
「焚き火」ですよね!
最近ではキャンプ場で薪が販売されているので、それを使うのもいいでしょう。
しかし、男なら一度は全て自分の手でやってみたいと思う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は覚えておいて損はない
『焚き火の起こし方』を紹介します!
集める物
現地で薪を集める際は、焚き付け用の葉っぱや鉛筆ほどの細さの枝から、大人の腕の太さぐらいの木を集めて下さい。
集める時の注意点として、
1.乾いている枝や木を集める
湿っている木を使うと燃えにくい上に、煙が大量に出てしまう為オススメできません。
2.生えている木や枝を折らない
絶対に落ちている枝を使うよう心掛けて下さい!
生の枝などは燃えにくいという事もありますが、自分達の焚き火の為に、木を折るなどマナー違反、キャンプをやる資格すらありません。
集めた木が少し湿っているようであれば、ナイフを使って表面の皮を剥いでみて下さい。内側は乾いていることがあります。
かまどを作る
次に、石を使ってかまどを作ります。
キャンプ場によっては、直火禁止の所もあるので事前に確認するようにして下さい。
直火OKのキャンプ場であれば、河原からなるべく平らな石を集めて「C」字に並べてかまどを作ります。
この時、前の人達が焚き火をした場所が分かるなら、同じ所に設置すると自然へのダメージも最小限に抑えらるので、気に留めておいて下さい。
必ずしもかまどが必要という事はありませんが、料理をする際の台にもできるのであると便利ですよ。
薪を並べる
かまどを作り終えたら、薪を並べていきます。
火を上手く大きくしていく為には、焚き付け用の葉っぱ→鉛筆ぐらいの枝→少し太い枝→太い木という感じに、太いものへと火が燃え移っていくように並べてください。
始めにかまどの中に太い木を並べて火床を作っておくと、小さな火を地面からの冷気や湿気から守ってくれる上に、後々、ゆっくり燃える炭火のような役割を果たしてくれます。
火床の上に、焚き付け用の葉っぱを置き、そこへ上で書いたような順番で枝を重ねて下さい。
太い木は多く乗せ過ぎると空気の通り道が少なくなるので、最初は数本ずつで大丈夫です。
火を点ける
薪を組み終えたら、焚き付け用の葉っぱに着火して下さい。
マッチを使うと、そのまま燃やせるのでラクです。
ここで初心者がやりがちなのが、火を大きくしようと薪をやたらと動かす事です。
ヘタに触るよりも、しばらく放っておいた方が満遍なく火が燃え移るのでグッと我慢しましょう。
火の移りが弱いと感じたら、薪を動かすのではなく、息を吹いて空気を送り込むようにして下さい。
少し太い枝まで火が移ればもう大丈夫です。
あとは太い枝を足していき、必要な大きさまで火を育てて下さい!
焚き火を使って料理をする際のアドバイス
燃え盛る炎の中で料理をするのは困難です。
灰も舞っているので、網焼きなんかしようものなら食材を食べているのか灰を食べているのか分からないような状態になってしまいます。
火が点いてからある程度時間が経つと、太い木が炭のようになり、赤々と熱を発するようになります。これを「熾火(おきび)」と呼び、料理をする上でとても使いやすい状態なんです。
ほとんど燃え切っているので、灰が舞うことはありませんし、食材の近くに置けば「強火」、遠ざければ「弱火」と火力の調整も簡単なので、是非試して下さい!
焚き火の後片付け
焚き火を楽しんだ後は、きちんと後片付けをしましょう。
間違っても水をかけて終わりなんて事はしないように!
水を使ってしまうと焚き火跡が濡れてしまう為、次に来た人がその場所を使うことが出来ません。
そうするとどんどん焚き火をする場所が広がっていって自然にとって良くない状況になってしまいます。
薪を灰になるまで燃やし尽くしてから、砂や土をかぶせて焚き火の跡をなるべく残さないように片付けると見た目もきれいで気持ちよく帰れます。
いかがでしたか?
どうすれば薪を効率よく燃やせるのかを頭に入れておけば、それほど難しくはありません。焚き火はキャンプの醍醐味でもあります。ぜひ挑戦してみて下さい!
それと、これは僕が釣りやアウトドアに行く時にいつも心掛けている言葉なんですが、
『来た時よりも美しく』
ゴミを捨てるなんてもっての外、ゴミを拾って帰るぐらいの気持ちでアウトドアを楽しみましょう!!