第43回目となる今回は、『週刊少年チャンピオン』で連載中の、アニメや舞台化もした作品
『弱虫ペダル』の主人公、小野田 坂道(おのだ さかみち)から学んでいきたいと思います。
【漫画のあらすじ】
千葉県立総北高等学校の新入生・小野田坂道はアニメやゲームや秋葉原を愛するオタク少年。高校でアニメ・漫画研究部に入ろうとするが、活動休止中であった。
そんな時、同級生の今泉俊輔や関西から引っ越してきた鳴子章吉と出会い、「自転車競技」に興味を持ち始める。
アニ研部の部員集めを諦め、自転車競技部に入部した坂道は、小学生のときから自転車で片道45キロメートル以上離れた秋葉原に通い続けていたことで、知らず知らずのうちに上り坂に強いクライマーとしての基礎能力が鍛えられていた。その資質を見出され、先輩クライマーの巻島裕介の指導を受け、徐々に才能を開花させていく。
オタク気質でスポーツが苦手な主人公 小野田 坂道が、自転車と出会い変わっていく姿から男前を学びたいと思います!
「登る先に2人がいると思うとドキドキして力が沸いてきてボクは笑ってしまった」
○オトコマエポイント
インターハイ残り10kmを切った攻防の中、トップ集団を目指して走るライバル校の真波と御堂筋。
その遥か後方から姿を見せる一つの影…それこそが出遅れ姿を消していた坂道でした。
追いかけている最中に何度も二人の顔が浮かんだという坂道。
すると「一緒に走りたい」という気持ちが湧いてうれしくて笑ってしまったのだといいます。
このように困難の先にある喜びに目を向け、笑顔で目の前の壁を全力で越えようとする姿は"オトコマエ"ではないでしょうか。
坂道のように、直前にある壁を笑顔で乗り越えられるような男を目指したいですね!
「ボクはこの足がちぎれるまで回し続けます!!」
○オトコマエポイント
インターハイで落車してしまう坂道。最下位にまで落ちた坂道ですが、諦めることはありません。
坂道は、自分なりの「加速装置」を見つけます。それはなんとアニメのOP!
最初はつぶやくように、そしてその歌は徐々に大きくなりそのボリュームに合わせて1人、2人と追い抜いていきます。
そして坂道は、ついに100人抜きを達成してしまいます。
どれだけどん底に落ち込んだとしても、決して諦めない坂道の強さに"オトコマエ"を感じずにはいられません。
辛く厳しい状況でも、諦めなければ自分だけの「加速装置」を手に入れることができるでしょう。
「加速装置」を手に入れれば、あとは坂道のように全力で疾走するのみです!
「全力で出来ることで突破しろと言われましたから!!」
○オトコマエポイント
競技中、集団の中に取り込まれてしまった坂道。仲間に追いつくために、「協調」して集団戦を抜けようと荒北に声をかけます。
しかし体育会系でオラオラな荒北は、オタク気質の坂道にとって苦手なタイプの人間でした。
「なぜ、おまえと協調して走らなければならない!」とまくし立てられながら、なぜ怖がる自分と協調したいというのかと訪ねます。
そこで上記のセリフ。どんな時も何ができるのか考え、できる限りのことを全力でやるという先輩からの教えを反芻するのです。
壁にぶつかったとき、あれやこれやと策を練っても心のどこかで「楽に」が文頭についてしまいませんか?
「楽に攻略できる方法」「楽に突破できる方法」など、楽するための逃げ道を、ついつい考えがちです。
そうではなく、自分が『全力でできる方法』という視点で考えてみましょう。全力でやれば、万が一失敗してしまっても、絶対に悔いは残りません。
これが"オトコマエ"の思考ではないでしょうか。
まとめ
坂道は、1歩1歩ひたむきに、どんな時も常に全力で立ち向かう主人公です。
目的を達成するため、真っ直ぐにゴールだけを見て疾走する姿は学ぶべきポイントです。
ついつい雑念や余計なことを考えてしまわないように、坂道のように目標へ集中できる男を目指しましょう。