検索エンジンとして有名な
Google。
そのGoogleが2015年8月に組織の再編成をし、新しくCEOとなったのが
『サンダー・ピチャイ』さんです。
今回はサンダー氏がグーグルのCEOへと上り詰めるに至った道のりや考え方から、仕事に対する姿勢を学びます!
ものづくりに対する姿勢
サンダー氏はインド南部のチェンナイで育ちました。
母親は速記者として働き、父親は電気エンジニアで、部品の組み立て工場を経営していました。
弟とリビングで寝たり、家に電話も無かったなど、裕福とは言えない環境からサンダー氏は学業に専念し、エンジニアリングを学んだ末、奨学金を得てスタンフォード大学に入学。
その後、エンジニアとしての職を手にした事から大学を中退するも、グーグルに入社します。
グーグル入社後はまず、検索ツールバーを担当する小さなチームに所属しましたが、そこでサンダー氏はグーグルの自社製ブラウザを開発するというアイデアを発案します。
そこで開発された「Chrome(クローム)」は後に大成功を納め、世界の市場シェア45%を獲得するまでになりました。
このようにサンダー氏は、まだ仕事上の地位が無くても積極的に意見を出し、またそれに対し自分が率先して動く事で周りを納得させてきました。
もちろん失敗した際のリスクは計り知れません。
それでもユーザーが求める物を作り上げる事が大事だという氏の考え方には惹かれるものがありますね。
他社からも認められる存在
サンダー氏は様々な業績をあげ、開発者会議でグーグル社の顔役を務めたり、カンファレンスでも司会進行役を務めるまでになりました。
ツイッター社やマイクロソフト社がサンダー氏を引き抜く為に、CEO候補にするほど業界でも広く関心を集める存在となったのです。
もちろん、ここまで他社からも評価されたのはサンダー氏の努力があってこそです。
自分勝手な仕事をしていてはこうはなりません。
周りの人の事を考えて仕事をやり遂げてきたからこそ、自社だけではなく他社からも高く評価されるのです。
サンダー氏のリーダーシップ
サンダー氏は、社内やチーム内での対立を避け、協調する事の大切さを重要視します。
常にチームの全員に、仕事の意義を理解することを徹底し、共通の認識を持つことでチームの円滑な仕事を促すのだそうです。
社内でも
「彼は常に人間関係を良好に保つ人で、彼のことを悪く言う人はいません」と言われるあたり、人柄の良さが伝わりますね。
周りの人に共感を示し、自身が協力する事を惜しまない態度で、難しい判断を行っていくという彼の姿勢はリーダーとして素晴らしいものではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
仕事をする上で、人より前へ、人より上へと強く思う方は多いでしょう。
そんな時は、自分だけの考えで物事を進めるのではなく、周りと協調して、それを必要とする人達の事を考えて、仕事に向き合ってみてはいかがでしょうか。
サンダー氏の考えを参考にする事で、社内はもちろん他社からも認められるような存在になれるかもしれませんね。