第41回目となる今回は、以前紹介した作品『ソウルイーター』の作者・大久保篤が、『週刊少年マガジン』で連載している消防隊バトルファンタジー作品
『炎炎ノ消防隊』の主人公、森羅 日下部(シンラ クサカベ)から学んでいきたいと思います。
【漫画のあらすじ】
太陽暦佰九拾八年の東京。この世界では、様々な人の死因の中で最も恐怖させている死因が「焼死」だった。
ある日を境に突然始まった人体自然発火現象によって生まれる「焔ビト」。そんな焔ビトによって巻き起こる脅威に立ち向かい、人体発火の原因を解明する「特殊消防隊」がいた。
主人公である森羅は、「第三世代」と呼ばれる自身の体から発火しても適合し自在に操れる能力者。
幼い頃、突然の火事により母親と弟をなくしてしまうが、その際に第三者が室内にいたことを目撃した森羅は、「特殊消防隊員」となり過去の事件の犯人を捕らえるため、これ以上同じような被害者を増やさないために消防活動に奮闘する。
そんな幼い頃からヒーローに憧れ、人体発火の恐怖と戦い続ける主人公、森羅 日下部から男前を学びたいと思います!
「俺はヒーローにならなきゃならない!!」
○オトコマエポイント
シンラは、幼少の頃の母親と弟を亡くした火事以降、上手く感情表現できなくなり、緊張などをすると笑ってしまうクセがついてしまいました。
それゆえに、「悪魔」と周囲から呼ばれるようになり、迫害を受けてきました。
しかしそんな逆境に屈することなく、母親と「スーパーヒーローになってみんなを守る」という約束を果たすため日々研鑽し、ついに「特殊消防隊」に配属されました。
そして初の仕事。「焔ビト」となってしまった人を浄化することに成功し、遺族の方に感謝されます。
自分自身で思い続け、約束を守るため日々努力するシンラは"オトコマエ"ではないでしょうか。
「全員助ける!!」
○オトコマエポイント
「特殊消防隊」の新人大会に参加したシンラは、イレギュラーな侵入者によって窮地に追い込まれます。
その場所には倒され気を失っている隊員2名と、同じく新人大会に参加していた2名、自分を含め計5名がいました。
今にも爆発するその場で、誰ひとり見捨てることなく全員を助けようとする行動力は"オトコマエ"です!まさに火事場の馬鹿力。
他の参加者の力も借り、見事に全員の命を救うことができました。
「消防官は炎の恐怖と戦うヒーローなんですよね?」
○オトコマエポイント
ヒーローを目指すシンラは非常に正義感の強い性格で、そんなシンラだからこそ「特殊消防隊」の中に、人体発火現象の理由を知っている者がいるのでは?と疑念を抱くことになります。
そして自分がヒーローとして憧れた「特殊消防隊」に対して絶大な誇りを持っていることも伝わります。
ですが、シンラのようになかなか思っていてもストレートに質問を投げかけることはできません。
自分がおかしい、間違っていないと思うことは、しっかりと問いかける。そんな誠実さは"オトコマエ"に必要な要素かもしれません。
まとめ
悪魔と呼ばれ続けていても、決してヒーローへの憧れを諦めなかったシンラは、非常に純真で正義感のある主人公です。
感情がうまく表現できないなど、誰でも弱みの1つや2つあるものです。そんな弱い部分をけなされたりしても、気にせず、常に前を向き続けられる人物こそオトコマエなのではないでしょうか。
時にくじけることもあるかもしれませんが、「夢を叶える」という情熱は決して絶やさないように心がけましょう!