世界最大規模の「個人飛行機博物館」"ファンタジー・オブ・フライト"そのオーナーであるカーミット・ウィークスさんのコレクションを紹介していきます。
フロリダ州・オーランド。ディズニーランドから車で30分ほど離れた場所にある飛行場のような博物館
『ファンタジー・オブ・フライト』は、飛行機好きにはたまらないスポットです。
"ファンタジー・オブ・フライト"は世界最大の『個人所有』航空機博物館。
本館では、ライト兄弟が乗っていたような自転車をベースにした初期のものから世界大戦や朝鮮戦争も含め
58機の飛行機が屋内外に所狭しと展示されています。
通常の博物館とは違い、展示されている飛行機はその
殆どが実際に稼働可能で、自由に触れ、コックピットに乗り込むこともできます。
コレクションの所有者兼、博物館館長の名前は
「Kermit Weeks(カーミット・ウィークス)」さん。
ユタ州出身で10歳の頃からパイロットになることを夢見て勉強、17歳の時から飛行機を自作し始め4年の歳月をかけてフライトに成功します。
大学では航空工学について学びアクロバット飛行の競技チームに参加。世界大会で数々の賞を獲得し、その
賞金で飛行機のコレクションを開始。
そして32歳の若さでマイアミに自らのコレクションを管理するスペースも兼ねた展示スペースを開設。かなりの人気があり、コレクションをますます増やし、現在のオーランドに博物館を移転させます。
「人生の全てが教育である」と述べ、子供から大人まで全員が楽しめるようなテーマパークを作ろうと決意し、
"ただ展示するだけ"ではなく、実際に"触れて楽しむ"事が出来る「ファンタジー・オブ・フライト」が開設されました。
あらゆる歴史の場面を再現した「航空歴史の旅」。この展示では、自分が実際にその場面の一部になったかのような気分を味わえ、迫力満点で子供連れの家族には一番人気なのだとか。
アメリカには個人博物館が数多く存在しますが、その多くは基本的に展示のみ、「好きに見れば?」というスタイルが多い中、"ファンタジー・オブ・フライト"は
良い意味でのエンターテインメントに徹しています。
入場料は大人25ドル、子供14ドル(4歳以下は無料)と少し高目に感じるかもしれませんが、飛行機や航空の歴史に少しでも興味がある人はぜひ一度訪れてみてください。