東京都内某所に、白く大きな一軒家があります。
一見なんの変哲もない家ですが、そこには隠された秘密が…。
なんとリビングの中に車を収納でき、それもただ置きっ放しのインテリアにするのではなく、車庫と繋げることによりリビングからそのまま車に乗って出かける事が出来るのです。
この家を建築するにあたり、オーナーから出された要望は「家の中央に吹き抜けを作り、高木を置く」、「愛車9台を置けるガレージを作る」、「その貴重なコレクションの中の1台をいつもリビングルームから眺められるようにする」というもの。
とんでもない無茶振りです。どんな家ですかそれ。
しかし建築士の土田さんはオーナーの期待にきっちりと応えました。
ガレージにエレベーターを取り付け、そこに1台を乗せて上昇させ、リビングルームに車が収まるようにしたのです。
地階部分を最大限に利用、9台の車を収納できる車庫にし、リビングスペースにはまず吹き抜けの大きな部屋を作り、そこへボックス型の小さな部屋を高さや大きさを変えてくっつけるように配置。
こうすることによってオーナーの要求を見事にクリア。大胆な発想で困難な仕事を成し遂げました。
お気に入りの愛車をすぐ近くに眺めながら過ごす生活は、車好きの夢といえます。
車を愛するオーナーと、家を愛する建築士の二人の想いがつまった"大人の隠れ家"。是非こんな家で暮らしてみたいですね。