好きなものは、ありますか?
子供の頃のおもちゃ、好きな音楽のレコード…大小の差はあれど誰しも何かを集めたことはあるのではないでしょうか?
『コレクション』に情熱を注ぎ、世界一の蒐集家と呼ばれる人たちを紹介していきたいと思います!
アメリカ・ラスベガスのダウンタウンに「The ShoeZeum」と呼ばれる博物館があります。博物館といっても、ショッピングモールの中にある1スペースですが、広さは7500平方フィートと中々のもの。
館長の名は
ジョーダン・マイケル・ゲラーさん。
元々はカリフォルニア州の弁護士ですが、2012年にサンディエゴで「The ShoeZeum」を開館してからはほぼそちらが本業になってしまっているそうです。
展示されているのは
ナイキ製スニーカー2500足。
「シューズ」+「ミュージアム」で「シュージアム」と命名されました。
これらは全てゲラーさん個人が収集したもので、ナイキ社の公認だとか協力をうけているものではありません。
きっかけは子供の頃、お父さんは新作が発売されるたびに購入していましたが、自分は一学期に一度しか買ってもらえなかったそう。
そのため、自分で稼げるようになってから、手に入らなかったデザインを買い集めるようになり、Ebayで売買して、その利益でさらに自分のコレクションを充実させていきました。
一般の店頭での購入だけでは、製造中止になった過去モデルは手に入らないため、ネットやファンコミュニティをフル活用して世界中から調達しているというのですから、個人の趣味の範囲をとうに超えてしまっています。
今まで投じた最高額は
7100ドル掛けて手に入れた「The ShoeZeum」唯一のユーズド品。ジョーダンが履き、彼の
直筆のサインが入った一足。
「The ShoeZeum」は毎日午後4時から真夜中までオープンしており、入館料は10ドル。音楽や映画、オリンピックなどのテーマ別に様々なナイキ・シューズが展示。写真撮影も自由にできます。
彼のコレクションは世界最大と
ギネスブックにも認定されているそうで、フェイスブックは7800人以上のフォロワーを持っており、ナイキのエグゼクティブも訪れるほどです。
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当初はサンディエゴでShoeZeumを開館しましたが、もっと大勢の人に見てもらいたくてラスベガスへ移転。趣味と実益を兼ねた
「コレクターの鏡」と言えるでしょう。
ナイキのファンならばきっと大いに楽しめるであろう「The ShoeZeum」。
世界に様々なコレクターは存在しますが自分で博物館まで作ってしまうのは極めて少数。そのコレクションと情熱には頭がさがります。
ラスベガスに訪れた際は是非一度足を運んで、ゲラー氏の情熱が詰まったコレクションを見学してみてください。