第34回目となる今回は、『週刊少年ジャンプ』で連載中のバレーボール漫画
『ハイキュー!!』のもう1人の主人公、影山飛雄から学んでいきたいと思います。
以前、漫画で学ぶ男前の第5回目に紹介した作品「ハイキュー!!」。
日向翔陽と共に成長し、バレーボールに励むもう1人の主人公が、烏野高校バレー部セッター・影山飛雄です。
飛雄はセッターというポジションに強い誇りを持ち、圧倒的なセンスと技術でチームをサポートします。
しかし高校に入学する前は、自分の才能についてこれない仲間のことを考えない独善的な性格で孤立し「(自己中の)王様」と揶揄されていました。
そんな飛雄が日向と出会い、チームのことを思い協力し勝利していく姿勢から男前を学びたいと思います!
「その為のセッターだ」
○オトコマエポイント
「セッターとは何の為に必要なのか」その答えを中学の頃の飛雄は理解していませんでした。
しかし烏野高校に入学し日向と出会い、「スパイクを気持ちよく打たせる為」にセッターがいるのだと考えを改めます。
この心境の変化が化学反応を産み、個々では達成できなかった力をチームで生み出すことになるわけです。
「自分には能力がある」からとワンマンプレーをしているだけでは限界があります。
より力をつけて、より先へ先へと突っ走るだけでなく、自身の力を仲間に使ったら、また協力すればどういったことができるのかと、視野を広げて見ることのできる人は"オトコマエ"ではないでしょうか。
「よくやった」
○オトコマエポイント
烏野高校のもう一人のセッターである先輩の菅原は、能力こそ飛雄に劣るかもしれませんが、チームのムードメーカー的な皆から慕われています。そんな飛雄とは逆タイプの菅原のそばにいることで、
これまで仲間のことを考えてこなかった飛雄ですが、ようやく仲間とコミュニケーションを取ろうと努力します。
自分に能力があると、どうしても人に対してハードルを上げがちです。「自分にできるのだから他の人も出来て当たり前」と思ってしまうのです。
後輩・部下または仲間に対して、卑下することなくよかった、すごかったと少しでも思った際には惜しみなく賞賛を送ることができれば人望ある"オトコマエ"になれるのではないでしょうか。
「謝んなきゃいけないようなトスは上げねぇ…!」
○オトコマエポイント
インターハイ予選の三回戦で及川率いる青葉城西に負け、悔しい気持ちがこみ上げて溢れ出たこのセリフ。
自分がやるべきこと(飛雄でいうトス)に妥協をしていれば、結果が悪かった際に弁解もできず、自身への後悔のみです。
しかし、全力でやっていればその結果はすっと心に受け入れられるはずです。
一つ一つ自身の行動を全力で行い、その行動に自信を持って取り組めば、必ず何かしらの成果は現れます。逆に手を抜いているなと自分で思っていては、それなりの効果と後悔しか残りません。
飛雄たちのように「後悔しない行動」をし続けることができる人は"オトコマエ"でしょう。
まとめ
影山飛雄は烏野高校に入って日向含めメンバーと関わることで大きく変化しました。「仲間」というものの大切さ、自分の役割とその活かし方、そして手に入れた「勝利」の喜び…
一人では中々自分というものは変えることができないものですが、環境が変わることで、関わる人が変わるなどちょっとしたことで意外と変わってしまうものなのかもしれません。
"オトコマエ"になるのも同じで、一人でなく、場所や人などを少し変えてみるのもいいかもしれませんね。