1969年に人類が初めて足を着けた月面。そして男性の誰もが子供の頃憧れた世界「宇宙」。
なかなか月へ自らの足をつけることは難しいかもしれませんが「遺灰」であれば可能な時代になったようです。
以前から人工衛星に遺灰を乗せて打ち上げ、数日〜数年の期間をかけて地球を周回したのち流れ星となる「流れ星供養」などを提供してきたエリジウムスペースが、新たな宇宙葬サービスとして「月面供養」のサービスを日本でも提供を開始しました。
「月面供養」とは、月着陸船で月面へ遺灰カプセルを送り、カプセルをそのまま月面に安置するサービス。
打上げは、民間のロケット打ち上げ会社である米国のアストロボティック社と契約していて、米国内の発射場から打ち上げられ、月面の北東に着陸、着陸船はそのまま墓標として月面に残ります。
【月面供養の内容】
・火葬された遺灰の一部の回収、そして宇宙への打ち上げ
・遺灰を収めたカプセルへのイニシャル刻印
・カプセル搭載モジュールへの追悼メッセージの刻印
・打ち上げビューイングイベントへのご招待
・プロの手による、打ち上げイベントのビデオ作成
・宇宙葬の完了を示す証明書
現在、Webサイトにて申し込みを開始しており、120万円で月面にお墓を持つことが出来ます。
また、「墓じまい」プランでは直径2mmのマイクロチューブ1本分になってしまいますが、お墓の処分費用や月面に送った残りの遺骨のための永代供養料も含め50万円から対応可能。
月面にお墓を持つことで、世界中のどこからでも月を眺めてお墓参りすることができます。
「死後は月に還る」なんてロマンチックではないでしょうか。
興味のある方は公式サイトなどをチェックしてみては。
【「月面供養」サービス概要】
サービス名:月面供養(げつめんくよう)
利用料金:50万円〜
日本国内受付開始:2015年12月7日(月)
HP:
http://www.elysiumspace.jp/