第21回目となる今回は、2015年8月に劇場版第11作目も公開された週刊少年ジャンプで連載されていた
『NARUTO』の主人公、うずまきナルトから学んでいきたいと思います。
【漫画のあらすじ】
体内に九尾の妖狐を封印された落ちこぼれ忍者・うずまきナルトが、里一番の忍である火影を目指し、仲間たちと共に数々の試練を乗り越え成長していく忍術バトルアクション漫画。
全72巻もの大作であり、中盤以降は単に戦いではなく“対話”と“許し”で平和をもたらそうとするなど一種の“少年漫画らしからぬ”要素も含まれるようになります。
「先代のどの火影をも超える火影になり、里の住民全員に自分の存在を認めさせる」という夢を持ち駆け抜ける少年編。
そして2年の修行を経た青年編、最後にはついに火影となりハッピーエンドを迎えた。
夢を追い、多くの仲間と出会った心優しき主人公、うずまきナルトから"オトコマエ"を学びたいと思います!
「火影の夢は譲れねェ!!こちとら託されてるもんがいっぱいあんだ!!」
○オトコマエポイント
自分の追い求める目標や夢を必死に追いかけている人には、同じ夢を持っている人が集まります。
ですが、そんな夢をどうしても叶えられない人たちはその思いを、叶えてくれる人に託します。
ナルトはそんな仲間たちの思いを一身に受け、自身の目標である「火影になる」ための原動力としています。
この人になら託してもいいと思わせる"オトコマエ"らしさがなければ、このサイクルは決して生まれません。
そのためにはナルトのような夢だけは譲れないという心の強さを持つことが大切です!
「賢いってのがそういうことなら…オレは一生バカでいい…」
○オトコマエポイント
親友でありライバルであるサスケが里を去った後、師である自来也が「忍びとして生きるなら、もっと賢くなれ」とナルトを諭します。
つまりそれはサスケを諦める決意をしろということですが、そこでナルトがこのセリフを返します。
どれだけその選択肢が無茶で、馬鹿げたものであっても、仲間を失うのを指を加えて見ていることはできない。
そういったナルトの決意とサスケに対する思いが非常にあらわれたセリフですね!
どんな局面であってもバカだと言われようが「友を見捨てない」男が"オトコマエ"ではないでしょうか。
「自分を信じてみようと思うんだ 里の皆に信頼されてる自分ってのをよ」
○オトコマエポイント
真実の滝で"闇のナルト"と対面した際に、里の人々に虐げられてきた過去の思い出を並び立て、ナルトの心を闇に染めようとします。
しかしナルトは自分が自分を信じなければいけないということを知っています。
憎しみに対してのナルトの答えが“信じる”ことにあるとするなら、身近にある自分の憎しみも“信じよう”と考えたのです。
そして「お前はオレになりゃいい…!お前もオレなんだから。」と語りかけ、自身と向き合い闇を受け入れました。
里の皆が信じてくれているということをまず信じ、そしてそんな自分を信じることで、自身の闇も信じることができる。
まわりが自分に期待してくれる、信頼してくれているというのは自分にとってとても力になります。
自分に自信がつけば、態度にあらわれ、頼れる"オトコマエ"な男へと変化していくのではないでしょうか。
まとめ
うずまきナルトは孤独だった幼少時代ゆえに、非常に仲間を大切にします。そんな弱者の痛みや苦しみがわかるナルトだからこそ、誰にでも優しく、争いだけでない解決までしてしまいます。
ナルトのような生き方ができれば、多くの仲間に恵まれた"オトコマエ"となって、自分も信じることが出来るのではないでしょうか。