第17回目となる今回は『モーニング』で連載中のアニメ化もされた宇宙飛行士漫画
『宇宙兄弟』の主人公、南波六太から学んでいきたいと思います。
【漫画のあらすじ】
2006年7月9日、謎のUFOを目撃した南波六太とその弟の日々人は、「一緒に宇宙飛行士になろう」と誓い合う。
それから19年後の2025年、夢を叶え宇宙飛行士となった日々人が、共に宇宙を目指すという夢を果たすため六太の宇宙飛行士選抜の書類審査を応募したものであった。
いつの頃からか、宇宙飛行士になることを諦めていた六太は、再び宇宙を目指すことを決意する。
一足早く月面へと降り立った日々人の後を追い、無事に試験を通過し宇宙飛行士候補生となる。
主人公の南波六太の夢のため駆け抜けるその姿勢から「オトコマエ」なポイントを分析していきます!
「俺の敵は だいたい俺です」
○オトコマエポイント
何か失敗したり、うまくいかなかったりした時、誰かのせいにしていませんか?
どんな場合であっても、結局その選択をしたのは「自分」ではないでしょうか。
言い訳、誘惑、怠惰…様々な要因に流されてしまうのは「自分」との戦いに負けてしまっているからでしょう。
つまりどんな場合であっても、敵というのは自分なのです。
自分との戦いに勝つことが出来れば、様々な場面でいい結果を残すことができます。
そうして自分に勝っていけば、自ずと"オトコマエ"な男になっているでしょう。
「本気の失敗には価値がある」
○オトコマエポイント
六太の言うとおり「本気でやった場合に限る」のですが、失敗したとしても全力で取り組んでいればそこから学ぶべきものはたくさんあります。
どれだけ全力をつくしても、失敗してしまうことはあります。
しかしそんな失敗には価値があり、もしかしたらその失敗は成功した時よりも大きい価値かもしれません。
そしてそんな風に思っている人物は、たとえ失敗したとしてもその人を評価することができます。
成功している人だけでなく、失敗していても全力で挑戦している人を評価できる人物というのは"オトコマエ"ではないでしょうか。
実益だけでなく、今後芽が出る人を見抜けるような男になりたいですね!
「1位と最下位との差なんて大したことねーんだよ ゴールすることとしないことの差に比べりゃ」
○オトコマエポイント
これは本当に名言だと思います。
目標に向かって競い合っている時に、「自分は無理だ」と諦めて投げ出してしまうのか、どんなに低い順位でもゴールするのか。
この差というのは、1位とビリの差に比べて圧倒的な違いがあります。
途中で投げ出してしまう男を"オトコマエ"と呼べるでしょうか。
逆に全力で物事に取り組めば、たとえどんなに順位が低くても、"オトコマエ"に見えるでしょう。
まずは順位など気にせずに、『ゴール』することを目指しましょう。
まとめ
南波六太は、見た目は三枚目という印象ですが、機転の効く抜け目のない主人公です。
時に確信をついた言動や、なにより友人や家族を大事にする情の厚さは見ていて本当にかっこいいと思います。
『宇宙兄弟』は、それぞれのキャラクターごとのエピソードが非常に綿密な「人間ドラマ」として描かれています。
ぜひ実際に読んで、六太だけでなく、同期、先輩、家族…それぞれの"オトコマエ"を感じてほしい作品です。