初心者向けのストロボの使い方と選び方
2025-07-29 19:33
こんにちは!新人カメラマンの新田です。
今回は「ストロボを使ってもっと表現の幅を広げたい!」という初心者の方向けに、
以下の内容をわかりやすくご紹介します。
•ストロボの種類と選び方
•一番よく使われる「クリップオンストロボ」の基本的な使い方
「ストロボって難しそう…」と思っている方も大丈夫!
このブログを読めば、すぐに使いこなせるようになりますよ。
1.そもそもストロボって何?
ストロボとは、写真や映像の撮影時に一瞬だけ強い光を発する人工照明のことです。
一般的には「フラッシュ」とも呼ばれますが、特に外付け型や本格的な照明機材のことを「ストロボ」と呼びます。
2.ストロボでできることって?
ストロボには、次のような効果があります。
暗い場所を明るく補正
夜や室内でも、被写体を明るくはっきりと撮影できます。
ブレを抑える
一瞬だけ強く光らせることで、シャッタースピードを確保し、ブレを防ぎます。
逆光補正
顔が暗くなりがちな逆光のシーンでも、ストロボを使えば自然な明るさに調整できます。
ライティングの幅が広がる
光の角度・強さ・質を調整することで、立体感や雰囲気を自由に演出できます。
3.ストロボの種類と特徴
ストロボは大きく分けて2種類あります。それぞれの特徴とおすすめの使い方をご紹介します。
(1)クリップオンストロボ(スピードライト)
カメラ上部の「ホットシュー」に装着して使う、小型の外付けストロボです。
メリット
軽量で持ち運びやすい
自動調光(TTL)対応モデルが多く、初心者でも安心
ワイヤレス使用も可能
デメリット
光量が限られる
面光源になりにくい
【こんな人におススメ!】
ポートレート撮影を始めたい方
イベントやロケなど、移動の多い撮影現場で使いたい方
(2)スタジオストロボ(大型ストロボ)
スタジオや商業撮影で使われる、ハイパワーな照明機材です。
メリット
高出力で広範囲を均一に照らせる
光の質や量を細かく調整できる
デメリット
サイズが大きく、取り扱いに慣れが必要
機材費が高め
屋外使用には向かないこともある
【こんな人におススメ!】
本格的な撮影を行いたい方
プロ志向のユーザーにおすすめです。
4.まずはここから!クリップオンストロボの基本的な使い方
それでは、実際にクリップオンストロボの使い方を見ていきましょう。
(1)カメラに取り付ける
ホットシューにしっかり装着します。
取り付けが甘いと、TTL(自動調光)が正しく動作しない場合があります。
(2)モードを選ぶ(TTLまたはマニュアル)
TTLモード:カメラが自動で光量を調整してくれるので、初心者やスナップ撮影に最適です。
マニュアルモード:自分で1/1〜1/128などの光量を設定します。商品撮影やスタジオ撮影におすすめです。
(3)発光量を調整する
光が強すぎる、または弱すぎる場合は、光量を段階的に調整します。
被写体との距離によっても調整が必要です。
(4)光の向きを変えて「バウンス撮影」
天井や壁に光を反射させることで、柔らかく自然な光に仕上げることができます。
ストロボの発光部を真上・真横・後方に向けられるモデルであれば、バウンス撮影が可能です。
【ポイント】
直射光:硬い影ができる
バウンス光:柔らかく自然な仕上がり
被写体との距離を意識する
ストロボの光は、距離が近いほど強く、遠くなると弱くなります。
撮影距離が変わった場合は、光量を再調整しましょう。
5.シーン別|ストロボ活用のコツ
● ポートレート撮影
天井バウンスで自然な陰影を演出します。
顔に直射すると影が強く出てしまうので注意が必要です。
● 逆光補正
顔が暗くなってしまったときは、弱めのストロボで補助光を足すと自然な仕上がりになります。
● 商品・物撮り
マニュアルモードで光量を正確に調整しましょう。
ソフトボックスやディフューザーを使うと、反射や影をコントロールできます。
6.よくある失敗とその対策
・白飛びする
原因:光量が強すぎる可能性があります。
対処法:出力を下げるか、バウンスを利用して撮影してみましょう。
・影が不自然になる
原因:直射光が原因かもしれません。
対処法:ディフューザーを使用する、またはバウンスを試してみましょう。
・被写体が暗い
原因:光が十分に届いていない可能性があります。
対処法:光量をアップするか、光を当てる角度を調整してみましょう。
・赤目になる
原因:レンズの近くから直射していることが原因かもしれません。
対処法:バウンスを使うか、オフカメラ(カメラ本体からストロボを離して使う方法)で撮影してみましょう。
7.あると便利なアクセサリー
ディフューザー:光を拡散させて柔らかい印象に
ソフトボックス:面光源でプロっぽい仕上がりに
オフカメラトリガー:離れた場所からストロボを操作可能
リフレクター(レフ板):影を補助光で柔らかくできます
8.ストロボ撮影の基本ステップ(おさらい)
(1)ストロボを取り付ける
(2)モードを選ぶ(TTLまたはマニュアル)
(3)光量を設定する
(4)光の方向を決める(直射またはバウンス)
(5)テスト撮影 → 微調整!
9.練習におすすめのシチュエーション
・窓からの逆光ポートレート+ストロボ1灯
・白い壁や天井を使ったバウンス撮影
・小物(本・マグカップなど)を1灯ライティングで撮る練習
10.ストロボの選び方
「クリップオンストロボって、いろんなメーカーや種類があって、どれを選べばいいのか分からない…」
そんな方のために、ストロボを選ぶ際のチェックポイントと、おすすめのモデルをまとめました!
選ぶときのポイントまとめ
対応マウント:ご自身のカメラメーカー(Canon、Nikon、Sonyなど)に対応しているかを確認しましょう。
TTL対応:明るさを自動で調整したい場合は必須機能です。
HSS対応:日中の屋外撮影や、開放F値での撮影に対応するために重要です。
電源方式: 単3電池タイプかリチウムバッテリータイプか。リチウム式は長持ちで充電も簡単です。
ヘッドの可動:バウンス撮影をしたい場合、ヘッドが上下左右に動くかを確認しましょう。
初心者におすすめ!【まずは1台目に最適】
●Godox TT685 II(キヤノン/ニコン/ソニー/富士フイルムなど対応)
•TTL・HSS対応
•単3電池駆動(エネループも使用可能)
•ヘッドのズーム・上下左右に可動(縦バウンスもOK)
•ワイヤレスマスター/スレーブ対応
•価格帯:約15,000〜20,000円
【おすすめ理由】
純正品と比べて価格が非常に安く、基本的な機能はすべて備えています。最初の1台として最適なモデルです。
ワイヤレス撮影に挑戦したい中級者向け
●Godox V860 III
•リチウムイオン電池式でチャージが速く、最大約480発の発光が可能
•TTL・HSS・マニュアル全て対応
•Godox Xシステム対応でワイヤレス発光や多灯ライティングも可能
•クイックリリースロック式で取り付け簡単
•価格帯:約30,000〜40,000円
【おすすめ理由】
ロケ撮影でも安心して使える電池性能と安定した発光性能を備えています。一眼レフ・ミラーレスのどちらにもぴったりです。
本気で純正が欲しい人に:純正スピードライト
●Canon:Speedlite EL-100 / 430EX III-RT
●Nikon:SB-700 / SB-500
●Sony:HVL-F32M / HVL-F60RM2
•TTL調光の精度が非常に高く、ボディとの連携がスムーズ
•純正ならではの耐久性と信頼性
•中〜上位モデルにはワイヤレスコマンダー機能も搭載
•価格帯:25,000円〜80,000円以上
【おすすめ理由】
メーカーとの完全連携で失敗が少ない。イベント・商業撮影でも安心。
とにかく安く始めたい人向け
●NEEWER NW565EX / TT560(TTLなし)
•フルマニュアルモデルで超低価格(5,000〜8,000円程度)
•TTL付きモデルも1万円前後で購入可能
•ヘッドの可動やバウンス機能あり
【おすすめ理由】
光の方向やバウンスの練習をしたい初心者に。屋内での物撮りにも◎
総合おすすめベスト3(2025年版)
・Godox TT685 II:コスパ抜群・基本をすべて網羅⭐⭐⭐⭐⭐
・Godox V860 III:プロ品質にも対応・電池が優秀⭐⭐⭐⭐☆
・Canon/Nikon:純正中級機信頼と安心の純正⭐⭐⭐⭐☆
11.まとめ
ストロボは「難しそう」と思われがちですが、ポイントさえ押さえればすぐに使いこなせるようになります。
特にクリップオンストロボは、初心者にとって一番身近で使いやすい機材です。
まずはTTLモードから始めて、慣れてきたらマニュアル設定やライティングにも挑戦してみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は「ストロボを使ってもっと表現の幅を広げたい!」という初心者の方向けに、
以下の内容をわかりやすくご紹介します。
•ストロボの種類と選び方
•一番よく使われる「クリップオンストロボ」の基本的な使い方
「ストロボって難しそう…」と思っている方も大丈夫!
このブログを読めば、すぐに使いこなせるようになりますよ。
1.そもそもストロボって何?

一般的には「フラッシュ」とも呼ばれますが、特に外付け型や本格的な照明機材のことを「ストロボ」と呼びます。
2.ストロボでできることって?
ストロボには、次のような効果があります。
暗い場所を明るく補正
夜や室内でも、被写体を明るくはっきりと撮影できます。
ブレを抑える
一瞬だけ強く光らせることで、シャッタースピードを確保し、ブレを防ぎます。
逆光補正
顔が暗くなりがちな逆光のシーンでも、ストロボを使えば自然な明るさに調整できます。
ライティングの幅が広がる
光の角度・強さ・質を調整することで、立体感や雰囲気を自由に演出できます。
3.ストロボの種類と特徴
ストロボは大きく分けて2種類あります。それぞれの特徴とおすすめの使い方をご紹介します。
(1)クリップオンストロボ(スピードライト)

メリット
軽量で持ち運びやすい
自動調光(TTL)対応モデルが多く、初心者でも安心
ワイヤレス使用も可能
デメリット
光量が限られる
面光源になりにくい
【こんな人におススメ!】
ポートレート撮影を始めたい方
イベントやロケなど、移動の多い撮影現場で使いたい方
(2)スタジオストロボ(大型ストロボ)

メリット
高出力で広範囲を均一に照らせる
光の質や量を細かく調整できる
デメリット
サイズが大きく、取り扱いに慣れが必要
機材費が高め
屋外使用には向かないこともある
【こんな人におススメ!】
本格的な撮影を行いたい方
プロ志向のユーザーにおすすめです。
4.まずはここから!クリップオンストロボの基本的な使い方

(1)カメラに取り付ける
ホットシューにしっかり装着します。
取り付けが甘いと、TTL(自動調光)が正しく動作しない場合があります。
(2)モードを選ぶ(TTLまたはマニュアル)
TTLモード:カメラが自動で光量を調整してくれるので、初心者やスナップ撮影に最適です。
マニュアルモード:自分で1/1〜1/128などの光量を設定します。商品撮影やスタジオ撮影におすすめです。
(3)発光量を調整する
光が強すぎる、または弱すぎる場合は、光量を段階的に調整します。
被写体との距離によっても調整が必要です。
(4)光の向きを変えて「バウンス撮影」
天井や壁に光を反射させることで、柔らかく自然な光に仕上げることができます。
ストロボの発光部を真上・真横・後方に向けられるモデルであれば、バウンス撮影が可能です。
【ポイント】
直射光:硬い影ができる
バウンス光:柔らかく自然な仕上がり
被写体との距離を意識する
ストロボの光は、距離が近いほど強く、遠くなると弱くなります。
撮影距離が変わった場合は、光量を再調整しましょう。
5.シーン別|ストロボ活用のコツ

天井バウンスで自然な陰影を演出します。
顔に直射すると影が強く出てしまうので注意が必要です。
● 逆光補正
顔が暗くなってしまったときは、弱めのストロボで補助光を足すと自然な仕上がりになります。
● 商品・物撮り
マニュアルモードで光量を正確に調整しましょう。
ソフトボックスやディフューザーを使うと、反射や影をコントロールできます。
6.よくある失敗とその対策
・白飛びする
原因:光量が強すぎる可能性があります。
対処法:出力を下げるか、バウンスを利用して撮影してみましょう。
・影が不自然になる
原因:直射光が原因かもしれません。
対処法:ディフューザーを使用する、またはバウンスを試してみましょう。
・被写体が暗い
原因:光が十分に届いていない可能性があります。
対処法:光量をアップするか、光を当てる角度を調整してみましょう。
・赤目になる
原因:レンズの近くから直射していることが原因かもしれません。
対処法:バウンスを使うか、オフカメラ(カメラ本体からストロボを離して使う方法)で撮影してみましょう。
7.あると便利なアクセサリー
ディフューザー:光を拡散させて柔らかい印象に
ソフトボックス:面光源でプロっぽい仕上がりに
オフカメラトリガー:離れた場所からストロボを操作可能
リフレクター(レフ板):影を補助光で柔らかくできます
8.ストロボ撮影の基本ステップ(おさらい)
(1)ストロボを取り付ける
(2)モードを選ぶ(TTLまたはマニュアル)
(3)光量を設定する
(4)光の方向を決める(直射またはバウンス)
(5)テスト撮影 → 微調整!
9.練習におすすめのシチュエーション
・窓からの逆光ポートレート+ストロボ1灯
・白い壁や天井を使ったバウンス撮影
・小物(本・マグカップなど)を1灯ライティングで撮る練習
10.ストロボの選び方

そんな方のために、ストロボを選ぶ際のチェックポイントと、おすすめのモデルをまとめました!
選ぶときのポイントまとめ
対応マウント:ご自身のカメラメーカー(Canon、Nikon、Sonyなど)に対応しているかを確認しましょう。
TTL対応:明るさを自動で調整したい場合は必須機能です。
HSS対応:日中の屋外撮影や、開放F値での撮影に対応するために重要です。
電源方式: 単3電池タイプかリチウムバッテリータイプか。リチウム式は長持ちで充電も簡単です。
ヘッドの可動:バウンス撮影をしたい場合、ヘッドが上下左右に動くかを確認しましょう。
初心者におすすめ!【まずは1台目に最適】
●Godox TT685 II(キヤノン/ニコン/ソニー/富士フイルムなど対応)
•TTL・HSS対応
•単3電池駆動(エネループも使用可能)
•ヘッドのズーム・上下左右に可動(縦バウンスもOK)
•ワイヤレスマスター/スレーブ対応
•価格帯:約15,000〜20,000円
【おすすめ理由】
純正品と比べて価格が非常に安く、基本的な機能はすべて備えています。最初の1台として最適なモデルです。
ワイヤレス撮影に挑戦したい中級者向け
●Godox V860 III
•リチウムイオン電池式でチャージが速く、最大約480発の発光が可能
•TTL・HSS・マニュアル全て対応
•Godox Xシステム対応でワイヤレス発光や多灯ライティングも可能
•クイックリリースロック式で取り付け簡単
•価格帯:約30,000〜40,000円
【おすすめ理由】
ロケ撮影でも安心して使える電池性能と安定した発光性能を備えています。一眼レフ・ミラーレスのどちらにもぴったりです。
本気で純正が欲しい人に:純正スピードライト
●Canon:Speedlite EL-100 / 430EX III-RT
●Nikon:SB-700 / SB-500
●Sony:HVL-F32M / HVL-F60RM2
•TTL調光の精度が非常に高く、ボディとの連携がスムーズ
•純正ならではの耐久性と信頼性
•中〜上位モデルにはワイヤレスコマンダー機能も搭載
•価格帯:25,000円〜80,000円以上
【おすすめ理由】
メーカーとの完全連携で失敗が少ない。イベント・商業撮影でも安心。
とにかく安く始めたい人向け
●NEEWER NW565EX / TT560(TTLなし)
•フルマニュアルモデルで超低価格(5,000〜8,000円程度)
•TTL付きモデルも1万円前後で購入可能
•ヘッドの可動やバウンス機能あり
【おすすめ理由】
光の方向やバウンスの練習をしたい初心者に。屋内での物撮りにも◎
総合おすすめベスト3(2025年版)
・Godox TT685 II:コスパ抜群・基本をすべて網羅⭐⭐⭐⭐⭐
・Godox V860 III:プロ品質にも対応・電池が優秀⭐⭐⭐⭐☆
・Canon/Nikon:純正中級機信頼と安心の純正⭐⭐⭐⭐☆
11.まとめ

特にクリップオンストロボは、初心者にとって一番身近で使いやすい機材です。
まずはTTLモードから始めて、慣れてきたらマニュアル設定やライティングにも挑戦してみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。