Rookie Diary新人カメラマン日記

絞り・シャッター速度・ISOの基本をマスターしよう!
2025-07-17 22:05
こんにちは!新人カメラマンの新田です。
今回は、「カメラを始めてみたいけど、設定がよく分からない…」
そんな方に向けて、カメラの基礎である 「絞り」「シャッター速度」「ISO」 の基本についてお話しします!

そもそも「絞り」「シャッター速度」「ISO」って何?
この3つは、写真の明るさ(露出)をコントロールするための基本的なカメラ設定です。
カメラは、光を取り込む量で明るさを調整します。そのためにこの3つの設定があるんです。
では、それぞれどんな役割を持っているのか、順番に見ていきましょう!

1.絞り=F値(えふち):背景のボケ感を操る!
「絞り(F値、エフ値)」は、レンズを通る光の量と、ピントの合う範囲を調整する設定です。

【F値が小さい(F1.8〜F4.0)】
→光をたくさん取り込みます。
→背景がボケ、より被写体が目立ちます。
→ポートレート撮影に最適です!
【作例】


【F値が大きい(F8.0〜F16)】
→光の取り込みは控えめです。
→全体にピントが合うようになります。
→風景写真や集合写真に最適です!
【作例】


2. シャッター速度(SS):動きを止める or 残す
シャッター速度は、シャッタースピード(SS(えすえす))とも呼ばれ、光を取り込む時間の長さを決める設定です。
単位は「1/1000」や「1/30」などで表され、数値が大きいほどシャッターが速く閉じるので、光を取り込む時間が短くまります。

【速いシャッター(1/1000)】
→光を取り込む時間が短く写真は暗めになります。
→動きを止めた写真が撮れれます。
→スポーツや動きの速い被写体に向いています!
【作例】


【遅いシャッター(1/15)】
→光を長く取り込み、写真は明るめになります。
→動きがブレやすいです。
→三脚を使って夜景や水の流れを表現するのに最適です!
【作例】

※注意点
ブレの原因はシャッター速度にあり!
「この写真ブレてなかったらなぁ…」そんな経験ありませんか?
そんなときは、シャッター速度が遅すぎる可能性があります。
人のわずかな動きや手ブレでも、シャッター速度が遅いとブレの原因になるので注意しましょう。

3. ISO感度:暗い場所の味方!
ISO(イソ)は、光に対するカメラの感度を示す数値です。

【ISO100~400(ISOが低い)】
→光にあまり敏感ではないです。(暗い場所では暗く写る)
→ノイズが少なく、画質がキレイです。
→明るい場所や晴天の日の屋外などにおすすめです!
【作例】


【ISO400~800】
→明るさと画質のバランスがいいです。
→ノイズが少なく、自然な描写を保てます。
→曇りの日、室内、お店の中などにおすすめです!
【作例】


【ISOが高い(例:ISO1600以上)】
→暗い場所でも明るく撮影できます。
→ノイズが増え、画質はやや低下します。
→夜景、ライブハウス、暗い室内などにおすすめです!
【作例】


【まとめ】三位一体で写真をコントロール!
最後に今回お話しした内容について簡単におさらいしましょう。

・絞り(F値)
 f値が小さいと写真は明るい、背景のボケ具合を調整できます。
・シャッター速度
 シャッター速度が遅いと写真は明るい、動きの表現やブレの防止に関係します。
・ISO感度
 数値が高いと明るい写真に、数値が高いとノイズの多さと画質に影響します。

このように、同じ「明るさ」を調整する設定でも、それぞれに役割や特徴があります。
写真に正解はありません。組み合わせ次第で、あなたにしか撮れない表現ができます!
ぜひカメラを片手に、いろんな設定を試してみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!