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Movie動画作例

ヴィランの館:財布泥棒と嫉妬が交錯するコメディアクション

コメディタッチのショートアクションフィルムです。
ヴィラン(悪役)の館に忍び込んだ探索者(泥棒)が、館の住人であるカップルの痴話喧嘩に巻き込まれる一連の騒動を描いています。

コンセプト

核となるコンセプトは、「究極の狂気は、愛と勘違いから生まれる」です。
悪事を働くヴィランたちの日常における些細な勘違いが、第三者である泥棒を巻き込んで計画を崩壊させます。
キャラクターの人間味とユーモラスな「総合力」(=コミカルな脚本力とアクション演出力)を伝えています。

動画制作の工程

このショートフィルムは、実写とストップモーションのコントラストを効果的に使用した作品です。

【企画・脚本制作】

コンセプトの「ヴィランの館」を核に、「愛の旅行資金」を巡る痴話喧嘩と侵入者(探索者)が巻き込まれるストーリーを考案しました。
登場人物(ハーレイ、ジョーカー、探索者)のセリフを書き起こし、表情、動き、アクション(財布を隠す、締め技 など)をト書きで詳細に指示しておきます。

【撮影】

撮影には、ドールハウスのセットを用意し、豪華でアンティーク調の家具や小道具(ソファ、財布など)を配置して世界観を構築しました。
ストップモーションの撮影では、締める・投げ飛ばすなどのアクションをフィギュアを用いて約10~15ftpdeコマ撮りをしました。

【編集・仕上げ】

撮影した実写とストップモーション素材を脚本順に繋ぎ、カット割りやトランジション(スローモーションなど)で緩急をつけます。
AI生成したセリフや、緊張感や興奮を高めるBGMを選定/配置し、締める音・打撃音・足音などの効果音(SE)を挿入します。
最後に、タイトルや英語字幕などを挿入し完成です。

ポイント

物語のユーモラスな構造のねじれがポイントです。 獲物(財布)を巡る「シリアスな窃盗」が一転、ヴィランたちの「私的な愛の旅行資金」を巡る痴話喧嘩として回収されます。
狂気を求めるセリフと女性(ハーレイ)の嫉妬心が、第三者の行動(窃盗)を愛の防衛行動として捉えさせます。
2つの異なる日常のストーリーが1つになって展開し、また日常に戻っていくというストーリーのねじれに注目してください。