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デジタル、アナログだけがカメラじゃない。アナログほど現像に時間がかからず、デジカメみたいにすぐ見られないのがポラロイドカメラ」。 |
ピンからキリまであるポラロイドカメラだが、今回はシンクロ接点もあり、またシャッタースピードと露出も別々に設定できるという、一眼レフみたいな?!ポラロイド、FUJI「FP-1」を紹介。フィルムがカラー10枚1セットで2094円と高価だが、これはこれで味わいのある写真が撮れる。 |
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デジタルとアナログの大きな違いというとフィルムを使用するかしないか、そしてそれに伴う仕上がりの速さの違いだろう。フィルムを使用すれば現像されるまで仕上がり状態が分からない。
ゆえにプロならば失敗が許されない。デジタルにおいては撮影時、一枚一枚を確認でき色味や露出を自分の好みに調整できる。ゆえにアマチュア仕様ともいえるが、プロと呼ばれるカメラマンの仕事の大半もデジタルというのも事実。その進歩はすさまじく、携帯カメラ普及により1億総カメラマンと言っていい時代に突入した。
デジカメに搭載されている技術は、プロのカメラマンが試行錯誤してライティングを凝らした写真と見た目は遜色ない。いや、それ以上に色味や明るさなど最適化と思えるものもあるくらいだ。小型軽量化され、身につける機械としてはこれからも人間の長い友人として発展していくことだろう。
そんな時代にあえてアナログ、というのもひとつの選択肢としてはカッコイイ。はっきり言って失敗することも多いだろう。自分が望んだように撮影できず千載一遇のシャッターチャンスを結果逃してしまった、ということにもなるだろう。それなのに人はアナログカメラを手にすることを止めない。 |
便利なことを否定はしない。ただ不便がいいこともあるのだ。ダンディーな男たるもの、便利を甘んじて受けはしない。また、機械としてのデザインは文句なしにアナログの方が上だ。
日進月歩するデジタルを尻目に、シャッタースピード、露出を自分で決める。切り取りたい空間をファインダーに収めたら、後は手動でピントを合わせるだけ。そうして己の世界を表現していこう。当然、手ブレ補正など付いていないのはいうまでもない。 |
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