皆さんは生活する上で、印鑑を使い分けていると思います。
市町村に登録する「実印」、金融機関に登録された「銀行印」、その他に使用する「認印」。
大きく分けるとこの3種類になるかと思いますが、その中でも「実印」は大事な書類などを提出する際に必要な物なので、高価な素材を使っている方も多いでしょう。

良い実印を出して書類に判を押すと相手からも「おっ」と思われますもんね。
そこで今回は、『最高級実印』をご紹介していきます！


そもそも私達が「印鑑・ハンコ」と呼んでいるものは、正式には「印章」と呼びます。
ただ、現代では印鑑と呼ばれることが多い為、それで通っているようです。

日本では西暦57年ごろに中国から日本に送られたとされ、1784年に発見された「漢委奴国王」の金印が最古の印鑑として有名ですね。
印鑑が本格的に使われるようになったのは、大化の改新の後とされており、長い年月をかけて公文書等には印を押すという習慣が根付いていきます。

江戸時代には公文書の他、私文書にも印を押す慣習が広がった事で、印鑑を登録させる為の印鑑帳が作られるようになり、これが今で言う『実印』の始まりとなりました。
その後、明治時代に印鑑登録制度が市町村の事務となり今へと至ります。

日本の印鑑の製造拠点は、主に山梨県の六郷地区で、全国の50%のシェアを持ちます。

そんな歴史の深い印鑑の中から、実印として最高級の素材を用いた『最高級実印』をご紹介します！！



近年使用頻度が多くなってきた高級素材「チタン」を使った印鑑です。
これまでの印鑑のイメージを覆すスタイリッシュなデザインを特徴とし、金属素材でありながら、錆びにくく、耐食性に優れているのが人気の理由です。

価格も飛びぬけて高いわけでもないので、見た目もカッコイイので、これから実印を買おうとしている若い人達にオススメですね。



印鑑の中で最も有名な素材と言えばやはりこの「象牙」でしょう。
印材の中でも最も朱肉吸着性が良く、押した後の印影が美しいのが特徴です。

チタンと比べても遜色ないほどの耐久性を持ち、使えば使うほど光沢が出て、高級感が増すので、老若男女問わず人気のある素材です。

年をとっても長く使い続けられる印鑑なら、多少高価でも持っていて損はない1本でしょう。



珍しい素材として人気があるのが「カバの歯」を素材とした印鑑です。
カバの歯を使用した印鑑は、淡いクリーム色で綺麗な光沢を持ち、品質は高級象牙に匹敵するとされています。

印材としては、硬さの中に粘りがある為、朱肉のなじみも良く、耐久性も高いです。
また、手にした時の重量感がしっかりしている為、安定して綺麗な印を押すことが出来ます。



印鑑の中でも特に希少価値が高いとされるのがこの「マッコウクジラの歯」を素材とした印鑑です。
マッコウクジラの歯は、高い硬度を持っている為、耐久性に優れ、世代を超えて残す事ができるとも言われています。

象牙以上に希少な天然素材の印材となる為、取り扱っている業者も少なく、最高級印鑑として知られています。

こんな印鑑を自分の子供、孫に受け継いでいけたらカッコイイでしょうね。


いかがでしたでしょうか。
小さい時は印鑑なんてどれも一緒に見えていましたが、これだけ素材に違いがある事に驚きました。
家を買う、車を買う、結婚する。
印鑑は大人になれば使う場面も増えます。
そんな時、高級素材の印鑑を持っていたら、印を押すのも気合が入りますね。

その日の為に、最高級印鑑を手に入れてみてはいかがでしょうか。