こんにちは。田渕浩史です。
前回は
両手の刃を4本ずつ製作完了したところまで作業行いました。
今回は残りの親指部分を製作していきます。
右手の親指の刃物は自作しようと思います。
まずはワッシャーを切り出し、アームやリベットなどを追加していきます。
原型は刃物というよりクリップのような形状になっていますが、アレンジして作ります。
プラ板の重ね合わせに角度をつけライターなどで焙って曲げます。
強引に曲げると割れるので注意してください。
角度を保持するために当て材用に重ね合せたプラ板を貼り付け、その端にアーム用の取り付け具を付けておきます。
動かした時に折れないようにアーム部分にはスプリングかビニールパイプを使う予定です。
左手の親指は右手とは異なるようにシンプルにしました。
各パーツを接着し、乾燥待ちです。
続いて、前回作成した分と合わせて各指の刃を、お決まり通りのサーフェイサー(サフ)で一気に吹き付けていきます。
サフが吹き終わったら次にグロスブラック(ツヤ有り)を吹き付けていきます。
グロスブラックで塗装する理由は、そのままシルバーを吹き付けてしまうとビニールっぽいシルバーになってしまい金属感が無くなくなってしまうからです。
先に黒く塗装しておくことで余分な光を吸収し、シルバーの粒子の光のみが反射してくれます。この手法は金属表現の時に特に有効です。
グロスブラックの塗装を終えました。
この上から吹き付けるシルバーは「ガイアノーツ」の「スターブライトシルバー」で、好みもありますが金属感に一番良い感じに仕上がります。あとは青味、赤味、アルミ感、ステイン感(汚れ)はクリアー塗料で調節します。
流れ作業で【吹き付け→乾燥】を繰り返し、とりあえずシルバー塗装が完了しました。ハサミの取っ手の赤や青色は後で塗装します。
本日はここまで。
次回は
取っ手の塗装を行い、刃物と指を繋げる連結部を製作したいと思います。