|
07月17日 |
|
|
|
主演の親子役で共演する大内厚雄と吉田里琴。
取材時に度々顔を見合わせて笑いあい、本当の仲良し親子の様だ。
吉田のボケに大阪出身の大内が的確なツッコミを入れることもあり、何度も記者達の笑いを誘った。
そんな二人の役に対する意気込み、初対面の印象、男前像を聞いてみた。
PROFILE
大内厚雄
大阪府出身。身長174cm。O型。41歳。神戸大学工学部卒。
1995年『演劇集団キャラメルボックス』に入団。引き出しの多い演技力を持つ劇団に不可欠な俳優。小田和正監督の映画『緑の街』、ドラマNHK『巧妙が辻』、テレビ朝日系『相棒season11』をはじめ、ラジオ、CMでも活躍。
吉田里琴
東京都出身。身長156cm。B型。
出演ドラマはフジテレビ系『家族のうた』『リーガル・ハイ』NHK系『坂の上の雲』『あまちゃん』映画『ひみつのアッコちゃん』『ルームメイト』(2013年11月公開予定)など13歳ながら子役として豊富に出演経験を持つ。今回が舞台初出演。
|
|
―
吉田さんは初舞台ながら主演の“雨”役ですね。
吉田里琴:
初舞台で何が分からないかが分からないくらい分からないです(笑)
大内厚雄:
僕から見るとTVや映画で演技をした経験もありますし、稽古始めでも右も左も分からない状態ではなかったです。
映像作品と表現方法は多少違うけど演技することは同じですし、ドッシリしているのが印象的でした。
―
大内さんは41歳で吉田さんは13歳ですよね。
舞台の外で本当の親子でもおかしくない年齢差ですね。
大内: 里琴ちゃんは初対面で可愛らしくて大人しそうな印象だったので、怖がられないか心配でした。
実際は大人しくなかったですけど(笑)。
吉田:
正直なところ、初めてお会いした時は顔と声から怖そうだと勘違いしていました。
実際は面白くて優しいのでとても話しやすいです。
―
稽古場での雰囲気はいかがでしょう。
吉田:
最初は怒られたり、厳しいというイメージがあって不安と怖さがありました。
でも実際は真逆で皆優しいしアドバイスをくれます。
明るくて楽しい稽古場です。
大内: 里琴ちゃんは最初凄く緊張していましたが、今では超が付くほどリラックスしています。
僕を含めてキャラメルボックスの皆が可愛いくて頑張っている里琴ちゃんをサポートしてあげたいと思っています。
頑張って応えてくれているので、本番でお客さんと対面した舞台の2時間が今から楽しみです。
|
|
―
お二人はどういった役を演じるのでしょうか。
大内:
僕が演じる父親の“朝晴”はだらしなくて少し抜けている父親です。
吉田:
娘役の“雨”は逆にしっかり者です。だらしのない父親を注意するシーンもあります。
大内:
日常生活を過ごすと親子でも憎たらしかったり、色々な感情が生まれることがありますよね。
舞台では日常をすっ飛ばして始まるので、純粋に雨が可愛くて目に入れても痛くない気持ちのをお見せできるかもしれません。
―
役作りの上で大切にした点を教えてください。
大内:
“朝晴”は不慮の事故で娘を置いたまま死んでしまうのですが、大切な娘を残したままにはできないという想いから娘の元に幽霊となって戻ってきます。
本当に大事な人は亡くしてから気付くと痛感させられます。
実は僕自身ずっと考えていたテーマなのです。
阪神淡路大震災が発生した当時、神戸市灘区のラーメン屋で深夜のアルバイトをしていました。
バイト中に被災して、友達も亡くしました。
僕は早くに両親を亡くしていますし、亡くなった友達のご家族の心境を考えずにはいられないのです。
幽霊にはなれないですが、被災した経験が何か“朝晴”に投影できるのではないかと思い、日々稽古しています。
吉田:
今回の再演で雨は中学二年生なので、私の実年齢と同じ設定です。
私が日常で使っている何気ない仕草や言葉がそのまま雨らしさになると思うので何気なさを敢えて残して中二感を役に出せればといいなと思います。
大内:
リアルな年齢はお芝居にリアリティをもたらしてくれます。
演劇を見慣れているお客さんにも衝撃や新鮮さを感じて頂けるでしょうし、見慣れていないお客さんにはより入り易くなるのではないでしょうか。
|
|
―インライフは男前がテーマなのですが男前で思い浮かぶことってありますか。
大内:
あまり考えた事はないですが、強きを挫き、弱きを助ける男性は男前ではないでしょうか。
イメージとしては堤真一さんです。
吉田:
大内さんはふざけたりおもしろいことをして私を楽しませてくれます。
でも時折見せるマジメな一面は男前と言えるのかも知れないです。
―お二人のやり取りを見ていると本当の親子のようですね。
大内:
里琴ちゃんがもし僕の娘だとしたら男親の娘なので甘やかしてしまうでしょうね(笑)
たくさん話しかけてくれるのを聞き流してしまうこともありますが、意外と親子って、そういう感じなのかもしれませんね。
可愛らしいな〜と思います。
|
終止明るくて笑顔の耐えない取材だった。
まだ13歳の吉田を思いやり、リードしてあげる大内からは度量の深さが垣間見えた。
取材開始から写真撮影までずっと笑顔の吉田。
取材陣含めて皆が元気を貰った。
ボケとツッコミとしてもクオリティは高く、舞台が終わると解散してしまうのは少しばかり勿体無い。
貴重なゴールデンコンビを見逃さないためにぜひとも劇場に足を運んで欲しい。
|
|
キャラメルボックス2013サマーツアー
『雨と夢のあとに』
原作:柳美里『雨と夢のあとに』(角川文庫刊)
脚本・演出:成井豊+真柴あずき
CAST
吉田里琴 大内厚雄 大森美紀子 西川浩幸 岡田さつき 岡田達也 岡内美喜子 三浦剛 鍛治本大樹 小林春世 笹川亜矢奈 毛塚陽介 楠見薫
【ストーリー】
桜井雨は中学2年の女の子。
幼い頃に母を亡くし、今はベーシストの父・朝晴と二人で暮らしている。
朝晴は蝶の採集が趣味で、幻の蝶と呼ばれているコウトウキシタアゲハを捕まえるために、台湾へ行く。
森の中でついに幻の蝶を発見!ところが、捕まえたと思った瞬間に、穴に落ちてしまう。
数日後、朝晴は無事に帰国。
心配していた雨は、涙を流して喜んだ。
が、朝晴の姿は雨にしか見えなかった。
朝晴は自分の体を穴の底に置いてきた。
魂だけが戻ってきたのだ。
もう一度、雨に会いたくて……。
■■■大阪公演■■■
8月22日(木)〜25日(日)
シアターBRAVA!
料金[全席指定・税込]
S席(1・2階A〜D列)6,500円 A席(2階E〜J列)5,500円
主催 ネビュラプロジェクト
協力 MBS ソネット
制作協力 サンライズプロモーション大阪
<チケット取扱い>
◎キャラメルボックス
03-5342-0220(前売初日は10:00〜18:00)
http://www.caramelbox.com/
★夜の回は公演日当日16:00まで受付。
◎シアターBRAVA!/MBSグッズショップ(窓口販売のみ)
◎チケットぴあ
0570-02-9999(Pコード:427-378)
http://pia.jp/t/caramelbox/
★WEB、店頭は公演日前日まで受付。
◎イープラス
http://eplus.jp/caramelbox/
◎ローソンチケット
0570-084-005(Lコード:59212)
0570-000-407
http://l-tike.com/
◎楽天チケット
http://ticket.rakuten.co.jp/
■アクセス
〒540-0001 大阪市中央区城見1-3-2
06-6946-2260
※地下鉄なら長堀鶴見緑地線「大阪ビジネスパーク」駅1番出口を出て、徒歩1分。
JRの場合は、環状線「大阪城公園」駅から徒歩5分、JR・京阪「京橋」駅から徒歩8分です。
|
|
- LINE@で男を磨く最新情報をゲット!
-
インライフの更新情報を毎日1回お知らせします。
更に知りたいジャンルを送ればキーワードに合った記事を自動で返信!
こちらの記事は随時追加、更新されていきますので気になるワードをどんどん入力してみてくださいね!
- 登録方法
-
スマホの方は友達ボタンをクリック!
PCをご利用の方は左のQRコードを読み込むか、LINEの検索で『インライフweb』または『@njm8093x』を検索してください。
|
関連記事
|
|
|
|
|
|