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> 男の履歴書DX 「加瀬 亮」
氏 名
加瀬 亮
ふりがな
かせ りょう
出身地
神奈川県横浜市
生年月日
1974年11月9日
血液型
B型
身 長
174cm
友人の舞台を観て面白さにハマり、23歳の頃から演技を学び始める。 浅野忠信に憧れて、浅野と同じ事務所「有限会社アトレ」に所属。
00年映画『五条霊戦記』でスクリーンデビュー。 役ごとにキャラクターだけでなく、外見までも別人級に変化させる演技派俳優。
10年公開の北野武監督映画 『
アウトレイジ
(※1)
』 では、期待以上の演技力で、出演シーンが当初より大幅にアップしたという逸話も残すほどだ。
ここ数年は個性的な役柄も多く、今後の活躍が一層期待される俳優のひとりである。
1993年
神奈川県立松陽高等学校卒業
1997年
中央大学商学部卒業、演技を学び始める
1998年
浅野忠信主演『地雷を踏んだらサヨウナラ」でアシスタントを担当
2000年
映画『五条霊戦記』でスクリーンデビュー
2007年
映画 『
それでもボクはやってない
(※2)
』で、多数の映画賞を受賞
・父の加瀬豊は、日本の七大商社のひとつ、双日の社長。7歳まではアメリカで育った帰国子女でもあり、 中学高校時代は家庭教師をつけてもらっていたとか。実はお金持ちの家のお坊ちゃんのようだ。
・俳優・浅野忠信に憧れて芸能界入り。最初は浅野の付き人や、撮影現場アシスタントとして働いていたことも。最近「スカウトされて…」という俳優が多い中、彼は地道に下積みを積んで俳優という夢を掴み取っている。
・中央大学商学部時代は、4年間ボードセイリング(ウィンドサーフィン)部に所属し、夢中になっていたとか。華奢で文学青年的なイメージがある彼だが、実は体育会系なのかも!?
・現在36歳。お年頃ではあるが結婚はまだ。熱愛報道も少なく、過去に女優の市川実日子と噂されたことがあるが、真相は定かではない。
01.『アウトレイジ』
北野武の15本目の監督作品。ヒーローが存在しない、暴力団たちの争いを描き、注目を浴びた。加瀬は頭脳を武器とする暴力団の金庫番役を演じたが、普段の加瀬からは想像つかない冷徹な外見、演技に、監督も絶賛。出演シーンが増えたという逸話を残す。
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02.『それでもボクはやってない』
ブルーリボン賞やキネマ旬報を始め、数々の賞を受賞した加瀬の代表作品。痴漢の冤罪を着せられ、裁判で戦う男を、疑似体験してしまうほど、“演じ過ぎない演技”で、リアルに好演。日本の裁判について社会問題にもなった。
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加瀬亮×蒼井優インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=h6YepGTb5wU&feature=related
英語で話す加瀬亮
http://www.youtube.com/watch?v=i_cjnKwxsB8&feature=related
加瀬亮が出演するYUKI「二人のストーリー」PV
http://www.youtube.com/watch?v=7kH1wbthl08&feature=related
身長174cmと、これまで「男の履歴書DX」に登場する男前たちに比べると小柄で身体付きも華奢。強いオーラを発しているわけでもなく、存在感はどちらかと言うと薄い方である。“ごく普通のちょっと気弱な青年”を演らせたら、一番似合うのではないかと思ってしまうほどであるが、実際には、個性的な役柄が多く、モテ役をやらせても、少し凶器じみた役でも、ヤクザ役でも、しっかりハマっているのである。そして、それぞれの役柄は、共通点を見いだせないくらい、外見も含め全く別人に見えてしまうことも少なくない。だから、素の加瀬亮がどんな顔でどんな印象なのか、把握できている人は意外にも少ないかもしれない。それが逆に彼の認知度を高めるスピードを遅らせた原因かもしれない。しかし、逆に考えれば、素のキャラが見いだせないほど、役になり切っているということであり、演技力が素晴らしいと言える。俳優になるために、地道に下積みから始め、しっかりとした基礎を築いてきたからこその実力だろう。ただ単にブームで出て来た役者ではなく、着実に自分の力でステップアップしてきた姿勢は、実に男前。主演を演じられる役者でありながら、ちょい役でも出演することもあるという、どんな役にも真摯に臨む姿も好印象。素朴な佇まいながら、個性派俳優、演技派俳優と世間に言わしめるその実力は、これからの日本映画界にはなくてはならない存在である。
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