ここでは、起業家としての貞方邦介という人はどのような人物なのか?ということを掘り下げていこう。
大学在学中の22歳で今の会社の前身となる「ケイズプロジェクト」をサークル仲間と設立。大学生向けパーティーイベントの主催や、企業協賛するスポンサーとイベントをする大学サークルの橋渡しをする広告代理店業務を主としていた。2年後、仲間は就職しひとりで再出発を図るのを機に、原点に立ち返り当時まだめずらしかった「ねるとんパーティー」を主催するイベント業で頭角を現す。
26歳、わずか5坪200万円のたこ焼き店「ぽるぽ亭」を出店。自ら焼き、月商170万円の人気店に。それを元手にオープンカフェの先駆けとなった「ムーンチャイルド」を共同経営。3ヶ月後には月商1500万円の人気店となり、夜カフェブームを創る。それ以後もオリジナルハウスウェディング流行のきっかけとなった「キャンドルナイトクラブ」や、朝5時までの営業で話題を呼んだエステティックサロン「Relax body」などヒットを飛ばす。それらすべてには、出店場所の選択や業態開発など自ら手がけた貞方社長の類い稀なるセンスが織り込まれたものだった。そしていまや年商18億、年収1億円とも言われる社長へと成功していくのである。
その中でも特筆するとすれば、時代の一歩ではなく二歩も三歩も先取りをし、ブームを創った発想の着眼点。そしてそれらを仕掛けた場所の選択に着目せざるを得ない。そんな貞方社長の金言をここでひとつ、
常に人が求めるもの、そしてそれに対し自分が何ができるか?ということを考えているからこそ、時代を先取りしブームを構築できたに違いあるまい。
成功者だからといって、決して自己中心的な人物ではない。経営者は孤高の存在かもしれないが、経営はひとりでは決してできない。事業を展開するには多くのスタッフが必要になるのは当たり前のことである。そんなビジネスのパートナーに対しての金言をひとつ。
決して仕事とプライベートは別ものとして割り切るドライな男が”できる男”と言っているワケではない。仕事のパートナーである同僚が遊び仲間だと生産性がゼロである、プロ意識が足りないと言っているのである。同僚と遊ぶ時間があれば、ひとりでも多くの社外の人間と触れ合え、ということなのであろう。
貞方社長自身、彼女とのデートを断ってでも食事を供にする先輩がいるそうだ。なぜそこまでの犠牲を払ってでも人との付き合いを大事にするのか?それはその時間が何かしらの生産性のあるものを生み出すからにほかない。アルカサバの求人ページにもこうある、”アルカサバとあなたは夢を実現するパートナーです”と。そんな社風を提唱する貞方社長はこう言う、
現在、「いつからか欲しいものが、モノじゃなくなった」と語る貞方社長は、モノより人が人生最大の財産と考え、夢を実現する人材を育てることに心血を注いでいる。最後の夢であったホテルを開業したのをきっかけに熱海に住所を移し、熱海をモナコのような国際的な観光の街にするため積極的な活動も展開中だ。
成功者として忙しい日々を送る彼だが、さまざまな文献から読み取ると決して仕事人間というわけではなさそうだ。「成功者は時間の使い方が上手」と語る貞方社長は、仕事と遊びのどちらも大切にし、これからも突き進んでいくことだろう。そんな彼が尊敬するという、20世紀最大の海運王で世界の大富豪アリストテレス・オナシス。欲しいモノはすべて手に入れた、と言われるオナシスだが、ここで貞方社長最後の金言を、
幸せとは、モノだけでは決して満たされない。夢を叶え、またそれに挑戦し続けることだとこの成功者は語っているのかもしれない。
〜参考サイト〜
「株式会社アルカサバホームページ」
http://www.alcazaba.co.jp/
「貞方社長ブログ」
http://ameblo.jp/sadakata
〜参考文献〜
「
SADAKATA!
」
貞方 邦介
著/ゴマブックス
「
SADAKATA!BIBLE―成功するためのレッスン9章
」
貞方 邦介
著/ゴマブックス
「
SADAKATA!STORY ボクと社長の成功ワークショップ
」
貞方 邦介
著/ゴマブックス