草K剛・市井昌秀監督 映画『台風家族』大阪舞台挨拶
9月4日(水)に大阪市内で開催された、映画『台風家族』先方上映会の舞台挨拶に主演の草K剛さんと市井昌秀監督が登壇した。
本作は、2019年9月6日(金)に全国ロードショーされる。
『箱入り息子の恋』『僕らのごはんは明日で待ってる』で知られる市井監督が12年間かけたオリジナル脚本となっており、ブラックユーモア溢れる"ある一家の真夏の1日"を描いた作品。
ストーリー
紙袋を覆面代わりに被った老人が地方銀行で2000万円を強盗。金ピカの宮型霊柩車で逃走し、妻と共に行方をくらます。
強盗事件はあっという間にニュースになったが、老夫婦の行方も、霊柩車も、奪われた2000万円も不明のまま月日は過ぎていった…
時は流れ2018年。
台風が近づくある夏の日、鈴木小鉄は妻の美代子と娘のユズキを連れて実家へと車を走らせていた。
10年前に銀行強盗をして世間を騒がせた両親の葬儀に参列するためだ。
葬儀といっても、死体はおろか霊柩車すら見つかっていない。
にもかかわらず形式的な葬儀をする理由は、きょうだいで財産分与を行うためだった…
舞台挨拶
冒頭には、公開中止も危ぶまれ延期になっていた本作に対して、草Kは「お客さんに観ていただいて映画は完成するので、いつも以上に完成する喜びを噛み締めている」、続けて市井監督は「映画を作ったスタッフ・キャストだけでなくこの公開を心待ちにしてくれていた皆様のおかげ」と感謝を述べた。
関西の思い出に関しての質問に、草Kは「大阪の港区で今年ファンミーティングがありまして。
僕は東京の港区に住んでいるので覚えやすい会場だったんですけど、ファンの方と触れ合えました。」
市井監督は、「関西の大学に通っていたので、馴染み深く、梅田は特にきていましたね。
懐かしいです。」と話した。
本作が撮影されたのは6・7月で暑い中の撮影エピソードについての質問に対して…
草Kは、「史上一番暑い中での撮影でした。
監督、何であんなところをロケ現場に選んだんですか!?
古民家を貸し切っての撮影で、蒸し風呂でやってるみたいでした。
役者を追い込むための監督の作戦の一つだったらしい。
頭がぼぉーとするくらいの中でやるのがいい感じで、脂汗とかリアルで結果良いシーンが撮れたんですけど、あの時は監督を恨んでいました。
でも奇跡的に誰も熱中症にならなかったので良かったです。」と語った。
その他、撮影の裏話や注目のシーンについて語られ、草Kは自身のCMなどの“ネタ”を挟みながら観客からの笑いを誘い、終始和やかな雰囲気で行われました。
最後のメッセージでは、市井監督は「公開できたことをありがたく思っています。
応援ありがとうございます。
12年間待ちに待った日が9月6日にやってきて、いよいよ公開なんですが、先行上映は今日が最後なので公開に向けてツイッターなとで広めていただけたら嬉しいです。
より多くの人に観ていただきたいです。」と、話した。
草Kは、「いろいろあったんですが、こうして公開できることは幸せだなと思っております。
映画とは関係ないんですけど、今日東京でジャニーさんのお別れ会があります。
たくさんのお客さんの前に立てているのはジャニーさんのおかげだと思っています。
それぞれの場所からジャニーさんへの感謝を忘れずに、学んだたくさんのこと、ジャニーさんの教えをこれからも胸にエンターテインメントの世界を歩んでいきたいと思います。
ジャニーさんには安らかにお眠りください、ありがとうございました、と伝えたいです。
ジャニーさんの話をしたので…映画でダンスを踊るシーンがあって、監督に打ち合わせの時に考えてきてって言われていたんですけど【youやっちゃいなよ精神】でその場で考えて踊っています。
正直考えるのが面倒くさかったっていうのもあるんですけどね。
でも、子どもの時からポンとステージに出されてやってきた僕なので、監督に要求には応えられると思っていました。
気持ちを強くもってエンターテインメントの世界で頑張っていきたいと思っていますので皆さん応援よろしくお願いします!」と、当日東京で行われたジャニー喜多川さんのお別れ会にも触れ、舞台挨拶を締めくくりました。
映画『台風家族』[PG-12]
公開:2019年9月6日(金)〜26日(木)
監督・脚本:市井昌秀
出演:草K 剛、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、若葉竜也/甲田まひる 長内映里香、相島一之、斉藤 暁/榊原るみ、藤 竜也
配給:キノフィルムズ
©2019「台風家族」フィルムパートナーズ
映画『台風家族』公式サイトhttp://taifu-kazoku.com/
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