オトコの格を上げる逸品 vol.4「カミーユ・フォルネ」
これまでさまざまなモノを試してきた40代。
ここでは男の格をワンランクあげてくれる、「ホンモノの逸品」を紹介していきます。
第4回目は大人から子供まで誰もが持っている「財布」。
今回は素材の良さと品質の高さに定評のあるレザーブランド「カミーユ・フォルネ」の財布について解説していきたいと思います。
元々は時計のベルトを作っていたブランド
カミーユ・フォルネは、フランス・ピカデリーで1945年に創立したブランド。
元々は馬具や時計ベルトを製作していました。
「最高の製品を手作りで」というモットーを掲げ、一貫した手作業による製造が続けられています。
そしてその美しいフォルムがカルティエやパテックフリップなど、一流の時計メーカーに認められベルトの製作を依頼されたことをきっかけに、時計ベルトを供給するトップブランドとして知られるようになりました。
クロコダイルやリザードなど、いわゆる「エキゾチックレザー」を用いた製品が代表的で、現在では養殖されるミシシッピ・アリゲータの全捕獲量の45%を毎年買い付け、その中から厳選したもののみを使っているのだとか。
時計ベルトにカラーのクロコダイルをはじめて取り入れたりするなど「伝統と流行」という相反する二つの精神を常に持ち合せている革小物のパイオニアブランドです。
職人のこだわり
フランスの工房には約150人の職人が在籍し、「クチュール・セリエ」と呼ばれる技法で一つ一つ丁寧に仕上げられていくサイドステッチは正に芸術品。
時計のベルトも同じ製法で作られており、全部で60以上の工程をベルト1本につき30分以上かけて縫い合わせていくそうです。
カラーのバリエーションも豊富で、ラシックと呼ばれている「マリーン」や「ボルドー」「グリーン」といった色は、もともとカミーユ・フォルネのオリジナルカラー。
現在では100種類以上のカラーを持ち、流行に合わせた色合いを出すべく染色技術を高めています。
カミーユ・フォルネの財布は素材によってデザインが大きく変わってくるのが特徴で、牛革なら「型押し・シュリンク革」と「スムース革」といったデザインを選ぶことが可能。
「型押し・シュリンク革」はカジュアルな印象を与えるため、普段使いに最適。
「スムース革」は、落ち着いた雰囲気があるのでビジネスシーンに向いています。
使い込むほど醸し出される味わい
カミーユ・フォルネの革財布は薄いものが多く、胸ポケットに忍ばせていても不自然に膨らむことはありません。
そのため、スーツやジャケットを着ていてもスマートに使用することができるでしょう。
そして使い込んでいくごとに手に馴染み、味わいや深みが出てくるのも革製品ならではのポイント。
そもそも財布というのは仕事用、遊び用といったふうに分けて使っている人もいるかもしれませんが、大抵の場合ひとつの財布を使い続ける人がほとんどではないでしょうか。
長く愛用するものだからこそ、革の種類やグレードは重要です。
着こなしに直接関係しない財布は、基本的に自分の好みで選んで問題ありませんが、あまりに派手な見た目や子供っぽい財布は、大人には不釣り合い。
カミーユ・フォルネの革財布はビジネスシーンでこそ輝きます。
1年のほとんど毎日を共に過ごすレザーアイテム。
好みの逸品を見定めて「張る財布」に育ててみてはいかがでしょうか?
Camille Fournet
http://www.cfjapon.co.jp/maintenance/
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