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最高のお酒を造れ!大人のボードゲーム『酒魅人(しゅみじん)』編

大人だからこそ面白いおすすめのボードゲーム紹介!略して「大人のボードゲーム」第24回!


皆さんはお酒の中で何が好きですか?


ビールが好きという方も多いと思いますが、僕はやっぱり日本酒ですね。


定番の物から地酒まで造り方や原料によって様々な味を楽しめるのが魅力的です。


お酒好きな方の中には、自分だけのお酒を造ってみたいと思う方も多いはず。


そこで今回は飲む事は出来ないけど自分だけのお酒を造って、その出来を競うボードゲーム『酒魅人(しゅみじん)』を紹介します!


ゲーム概要




酒蔵の主人となって、1年に1本、7つの工程を経て造り上げた日本酒で競い合い、品評会で賞を得ることで得点を目指すお酒造りボードゲーム。


3年で3本の日本酒を造り、その合計点の高かったプレイヤーの勝利です。


ただ単に材料を集めて造るだけでなく、宣伝力や将来の有望さ、市場操作など、リアルなお酒造りを楽しめます。


プレイ時間は約60分。


3〜5人用で今回は4人でプレイ。


それでは、早速遊びながら説明していきます!


準備・コンポーネントの確認
このゲーム、コンポーネントがめちゃくちゃ多いです。


同じ形だけど種類の違うチップがたくさんあるので混ざらないように気を付けましょう。


まず各プレイヤーが担当する色を決めて、それに合わせた「注力チップ」と呼ばれる1〜7まで(4だけ2枚)の数字が書かれたチップと「酒蔵キューブ」「機密キューブ」「酒瓶ボード」を3枚受け取ります。




酒瓶ボードは6種類ある中から3種別の物を取るようにして下さい。


次に中央の場の準備。

※画像クリックで大きいサイズが表示されます。


「酒造りボード」「宣伝力ボード」を並べて、宣伝力ボードには各プレイヤーの酒蔵キューブを置き、酒造りボードには指定された場所に「酒米チップ、種麹チップ、歩合チップ、添加チップ、評判チップ5種」をそれぞれ裏向きで並べて置きます。


また、別の場所に「品評会ボード」を置き、「受賞チップ、将来性チップ」などボーナス得点に係るチップを配置しておきます。


これで準備は完了、どんな日本酒ができるでしょうか。


遊び方・ルール




まず始めに、この年に獲得できるチップ類を表向きにします。


日本酒を造る準備として、「酒米チップ、種麹チップ、歩合チップ、添加チップ」をプレイヤーの人数分山札から引き表向きで並べます。


次に表向きにした歩合チップの種類と枚数に合わせて、各「評判チップ」を表向きにします。


例えば「歩合チップ」を4枚引いた際に、「大吟醸1枚、吟醸酒2枚、普通酒1枚」だったら、「評判チップ大吟醸1枚、吟醸酒2枚、普通酒1枚」をそれぞれ表向きにするという形になります。


「添加チップ」も同様に種類と枚数に合わせて「評判チップ」を表向けましょう。


これでこの年に造れる日本酒の材料が出揃いました。


次に行動順を決めます。





「宣伝力ボード」に従い、「注力チップ」をそれぞれ1枚ずつ出して数字の大きいプレイヤーから行動できるようになります。




行動順が決まったら、残った「注力チップ」を使って、「酒造りボード」の各工程に競りをかけていきます。


各工程毎に数字の大きい注力チップを置いた人から選ぶ事ができるので、表向きになっている各チップのどれを優先して獲得していくか、どれを妥協していくか、他のプレイヤーの動きと残りの注力チップを考えながら行動していく必要があります。


ただし、行動順はもちろん、1度に置ける注力チップの枚数も限られているので中々思うようにはいきません。

ここの競りによる駆け引きがこのゲームの見所ですね。


全ての工程に注力チップが置かれたら、いよいよ日本酒造りです。





酒造りボードの左側の工程から、数字の大きい注力チップを置いた順に、表向きになっているチップを獲得し、自分の「酒瓶ボード」に配置していきます。


途中、「市場操作」の工程があり、ここでは大きい数字の注力チップを出した2名が「評判チップ」に対してテコ入れをできます。


1番大きな数字を出したプレイヤーは、表向きにされている評判チップに新しいチップを2枚追加、その中から2枚を排除して得点の操作を行う事ができるというもの。


2番目のプレイヤーは1番目のプレイヤーが選んだ評判チップ以外のものに1枚追加して、1枚排除できます。


これにより、自分が獲得する評判チップを入れ替えて高得点を狙うか、他のプレイヤーが獲得する評判チップを入れ替えて点数を下げるか、といった「市場操作」ができ、逆転する事も可能。


だいたいみんな人の邪魔をします(笑)。




ちなみに評判チップがお酒の名前になるので、頑張って美味しそうな名前の日本酒を目指しましょう。


ただし、良い名前だから点数が高いとも限らないのが悩み所。


チップを全て置いたら、得点計算です。


熟成させたり、品評会から賞を貰う事で得点が上がるのでしっかり計算しましょう。


ここまでが1年間の動き、これを3年分繰り返して、全ての合計点数が高いプレイヤーが勝者となります。


レビュー




最初はめちゃくちゃややこしい。


とにかくチップの種類が多いからルールの把握に時間がかかりました。


最初の1年目はみんな手探りでしたが、2年目からは流れを把握しているので駆け引きが楽しくなってきましたね。


慣れてくるとみんな良いお酒を造れるかと思いきや、「市場操作」の重要性が分かってきて、お互い足の引っ張り合いを始め、市場操作の影響をモロにくらった酒蔵はたとえ3年目でも駄作しか造れません。


かといって、大吟醸チップなどを獲得できれば得点の底上げにはなるので、どの工程を優先するか場の状況と他のプレイヤーの動きをよく見て考えなければなりません。

注力チップを置く競りのターンではみんなブツブツ独り言を言いながらチップを置いてました。


みんな美味しい日本酒を造りたいんです。


あと、何度も言うようにチップの種類と枚数が多いので、上手く仕分けるケースを100均とかで探しとくと整理整頓できて良いかな。


もう一つ言うと、チップの裏面に「○○チップ」とか書いてあるともう少し準備もラクになるのではと思いました。


メーカーさん追加製造する際はご一考下さい。


慣れるまで少し時間がかかりますが、遊び始めたら何とかなります。


日本酒の造り方を学びながら、面白おかしい名前の日本酒ができたりするボードゲーム「酒魅人」


あなたも銘酒を造り上げる酒蔵になってみてはいかがでしょうか!


酒魅人(しゅみじん)

価格:5,000円(税別)

プレイ人数:3〜5人

プレイ時間:約60分

対象年齢:20歳以上

メーカー:スーパーナンバーワンゲームス

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