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特集> 男前の条件 > 有名人が語る男前の条件「松本隆博」
松本人志の兄・・・松本隆博を語るとき、恐らく必ずつきまとうであろう肩書き。しかし、世の中を明るく元気にする“社会貢献的エンターテイナー”として、少子化対策支援活動を行ったり、若者向けに“働く意味”を伝える講演を開いたり、決してお笑い系ではなく、心温まるメッセージを強く込めた歌を歌ったりしていることは案外知られていないかもしれない。そんな事実に怒りを覚えつつ前に進み続ける彼に、熱い想いを語ってもらった。
過去を振り返ることで家族の絆を考えられる
松本隆博
家族との食卓、親と入った風呂、母親におぶわれた日、熱を出して心配をかけたこと‥思い出すと胸がほんのり優しくなれる家族と過ごした記憶の断片。しかし、いつその記憶は終わったのだろう。何故うっすらとしか覚えていないのだろう。松本隆博のファーストミニアルバム『かぞく』の表題曲『かぞく』を聴けば、そんな思いに駆られてしまう。本当に幸せだったことを、気づかないうちに取りこぼしてしまったような、ちょっぴり切ない気持ちが、一層家族に対しての想いを愛しくさせる。
「子どものときって、ざわざわバタバタとした家族の時間があって、それがあたかも永遠に続きそうな錯覚があったんですけど、実はすぐ終わってしまう。うち5人家族やったんですけども、5人でごはんを食べて大笑いした記憶はあるんですけど、それはいつやったかなあとか、そういえば母親と手をつないだ最後はいつやったやろうとか。そんな風に過去を振り返って思い出すことが、家族の絆を考える上で大事なんじゃないかなあと」
意味もなく歌詞が入っているところはひとつもない
松本隆博
 家族の絆の大切さを伝えること。それは、この曲に限らず、松本が常日頃から伝えていきたいと思っているテーマである。
「高校生向けに講演会を開いて、“働くとは何か”というテーマで話をしてるんですが、そこで、働くって“ありがとう”と感謝されて、その対価としてお金をもらうことだと言ってるんです。お金のやりとりと思っちゃうけど、それは感謝の交換なんです。で、一番身近なところで感謝せないかんのは、やっぱり親なんですね。そこを忘れたらいかんよと」
 ただ、感謝しなければいけない一番身近な家族には、対価で感謝を伝えることはできない。
「だから、思いやりを持つことが大事ですよね。歌詞の中にも書いてるように、忘れないことも思いやりやし、ありがとうと伝えることも思いやり。“あのとき苦労をかけてありがとう”って言われたら、親は“あのときの苦労が実になってよかった”という喜び以上に、“私の育て方は間違ってなかったんや”という嬉しさがある」
 そして親への感謝は、自分の子どもへの思いやりへとつながっていく。
松本隆博
松本隆博
「親に言われたことって、10年後、15年後に分かってくることって多いし、結構親子の感情って、時間軸がずれながらつながっていく。過去を振り返ることによって、あの時こうしとけばよかったと思うことを、また子どもに教えようとするかもしれないし。そんな気持ちも伝わったらいいなと思います」
 『かぞく』という曲ひとつに対してだけでも、たくさんのエピソードと伝えたい想いが溢れてくる。短い歌詞の中には、その何十倍もの松本のメッセージが込められているのだ。
「僕の曲は、意味もなく歌詞が入ってるところはひとつもない。考え抜いて考え抜いて書いてます。別にそれが伝わらなくてもいいんですが、こだわりはものすごくあります」
 伝えたいメッセージはどうすれば伝わるのか、何度も何度も推敲を重ね、イントネーションまで考慮した最も適切な言葉が選ばれる。1曲作るのに通常2ヶ月。まさに一曲入魂だ。そのこだわりは、文字面にまで注がれる。
「『かぞく』をひらがなにしたのは、昔を思う感じが出るかなと思ったんです」
4曲目に収録されている、夢に向かってあきらめずに進め! という前向きでパワフルなメッセージが込められた『ng』についてもしかり。
「ngって普通大文字で書かなあかんのですよね。でも、“no good”じゃなくて“never give up”の意味をこめたかった。小文字にすると、歯を食いしばってるみたいに「んぐ」って読めるし。ngにすることで頑張れという意味あいを込めました」
頑張ってる人は顔も良くなってくる
松本隆博
家族の絆を大事にして欲しい、人に思いやりを持って欲しい、そして世の中が明るく元気になって欲しい、松本の心の中にある想いは、歌を通してだけでなく、様々な活動を通して伝えられている。“自分のオカンのような元気なオカンが日本にもっと増えて欲しい”という想いで活動する少子化対策支援活動も、そのひとつ。6曲目に収録されている、親が子どもに対する愛情を綴った『親友』は、その一環として作られた曲だ。
「40歳を過ぎてくると、自分がこの世に生まれて、自分しかできないこと、自分が得意なことで社会に還元していくというのが、この世に生まれた意義だろうという使命感がすごく生まれてきて。本当に真剣に思ってるんです。そのひとつとして歌がある」
 シンガーソングライターとしての目標は、紅白出場。そうすれば、もっとたくさんの人に想いを伝えることができ、何より彼の母親にもその活躍を伝えることができるからだ。
「ほんまは2年前に出てるはずやったんですけどね。なんでかなあ。そこの怒りはものすごくあってね。元々怒りで生きているので」
それでも、地道に謙虚に感謝の気持ちを持って歩み続けることの大切さは感じている。
「やっぱりそれなりの年数はかかる。僕は舞台上がったらやるしかないですもんね。それが最近分かってきた。お客さんが1万人おろうが、1人であろうが、同じパフォーマンスを出さなあかんわけです。それが仕事やし、そう本当に思えるようにならなあかんし、そうなった人が男前やろうね」
 男前は外見ではなく、中身があってこそ顔も良くなってくるのだと言い放つ。
「絶対ね、頑張ってる人は顔もいいですよね。例えば、ロスの別荘に住みたいとか、若い姉ちゃんをとっかえひっかえして遊びたいとか、いろんな目的がある中で、これで元気が出たというものを広めたくて有名になりたいという人は多いと思うんです。そういう人はみんな顔つきが良くなってくる。売れてる人はみんなそうやと信じたいし、自分もそうありたいですね」
 最後に、男前であるために、松本が日々心がけていることを教えてもらった。
「『笑顔』と『感謝』と『素直』。高校生の講演会ではいつも言ってるんですけど、僕ができてないねん(笑)。素直は、素直やと思うんです。見たもんに怒るし、見たもんに謝るしね。感謝は最近できるようになったけど、まだよく忘れます。夜いつも反省するもん。笑顔もよく忘れますね。だから今、歯ブラシの横に『笑顔』って貼ってあるんです。毎日感謝は言わなかなんし、笑顔もすごい大切やと思います」


『かぞく』
1,800円
発売元:Buzzword Records
販売元:ユニバーサルミュージック/IMS
「心に響くものにしているので、ぜひ手にとってもらえたら」と松本が自信を持って送りだす1stミニアルバム。表題曲の『かぞく』ほか、新たな門出を迎える二人に捧げる『オルゴール』、涙のシーンを集め言葉遊び的要素を盛り込んだ『ナミダージ』、遠距離恋愛を題材にした『ウエストラブ』など、全6曲を収録。島田洋七著絵本『佐賀のがばいばあちゃん』の絵を担当した色鉛筆画家の巨匠、安藤勇寿がジャケットを担当。ほのぼのとした絵は、ハートフルなアルバムのイメージにぴったり。人への温かな思いやりなしでは、男前とは言えない。このアルバムで学ぶべし!
取材を終えて…松本隆博のここが男前
高身長(180cm)で引き締まった体型。50歳を目前にしているとは思えない、その外見だけで十分男前なのだが、語ってみると、夢を実現するための揺るぎない想い、「お金じゃない、ボランティアでも何でも僕は全国回って伝えていきたい」と言ってしまう姿勢は、かなり男前で、正直何度も胸を打たれた。本当に彼の気持ちが、もっともっとたくさんの人に伝われば、社会は明るく元気になるに違いないと心から思います。
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