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07月17日 |
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特集
> WHAT WE THINK OF DESIGN ボーダレスなクリエイティブ集団 |
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クリエイティブ系の仕事は、やはり東京中心。とはいえ東京にいなければ仕事ができない訳ではない。その格好の例が、大阪は靭公園傍に本社を構えるセメントプロデュースデザインだ。
もしその社名に聞き覚えがなくても、NU茶屋町のポスターや藤井大丸のヴィジュアル広告、ユニクロUTシリーズの企業コラボレーションディレクション・デザインなど、何かしらどこかで目にしているはず。
ナショナルクライアントとの仕事を多数抱え、今や関西有数のクリエイティブ集団となった同社の代表、金谷氏に話を伺った。
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1999年10月、28歳の時に一人で独立しました。自己資金0円で実家の間借りで起業したのが最初です。起業して3年くらいは給料も貰っていないし、実家でやるしかなかったんです。別の事務所の間借りを経てここ(現在の本社)に移ったのは5、6年目です。
最初はグラフィック関係の仕事からスタートして、今はグラフィックなどデザインセクション、自社プロダクトや、作家プロデュース、他社製品のプロデュース・販売、そして飲食と大きく分けて3つです。
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自社で製造販売しているものは、ミュージアムショップやインテリアショップ・雑貨ショップなど、500軒くらいで販売展開しています。
それから、自分で売りたいけれどなかなか売れない作家さんや、何をつくってどう売ったらいいか悩んでいる製造メーカーのお手伝いをしています。「新しいことをやりたいが難しい」、と相談いただいた場合、企画・デザインから、販売のプロデュースまでしています。
国も地場産業の活性化のために動いているんですが、結局できていないのが、販売や、プロデュースしていく部分です。
僕らはデザインの提案と提供、どれくらい売れるか、自社製品の販路500店舗でリサーチして、販売前にある程度リスク軽減できるプランを出せる。
どう生産をしていくか原価から話をして、「この価格帯なら、年間これくらいの販売量は見込めますよ」、ということまでコンサルティング的なことをしています。
業務の比率としては広告・グラフィックが多いです。フランフランの商品開発やビジュアルポスター、NU茶屋町や藤井大丸のポスターなど、銀座三越に入っている焼き芋屋さんのパッケージデザインなど食品関係も手掛けています。
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これをやってほしいというより、こうしていきたいけど、どうすればいいかという依頼が比較的多いですね。依頼されることはできるだけお応えしたいと思っています。できれば100業種くらいまで伸ばしたい。各業種の情報も入ってくるし、他業種とのミックスもできる。やり方も面白いことができるのかなと思います。
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ユニクロUTの企業コラボシリーズのアートディレクションと全体のコーディネートも2003年くらいから継続で担当しています。UTのシリーズで一番売れているのが企業シリーズなんです。最初は10数社だったのが、のべ300社くらい参加してもらっています。
この企画で一番やりたかったのは、イラストレーターなど平面のクリエーターのデビューの場をつくることでした。それで企業とデザイナーとのジョイントをコーディネートさせてもらい、今に至ります。
他と一緒に何かやるということが、方向性としては一番やりたいです。
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誰もが知っている会社と仕事をして、自信を持たせることに、最初躍起になっていた部分はありますね。
会社が小さいから、大阪だから、という意識で挑むよりは、自分たちの規模で、大阪でもこういう仕事ができると、やらしていかないと自信をもてない。これがやれるとなるとレベルが上がっていく。最初からそれは意識していました。
関西から全部移していかないのもそこなんです。「結局あいつらも東京かよ!」って言われるのが嫌なんで(笑)。大阪にいてもこういうことがやれるんだと思わせないと、次の人たちも未来を感じないんじゃないかと。
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